すべての耳目はモニターに
カメラはファイナリストの苦悶や熟考の様子をつぶさに映し出す。 |
しかし終盤、元王者が意地をみせ、土壇場で19-19のイーブンに追いつきます。その後は一進一退のシーソーゲーム。この段になってもどちらが優勝するかはまったくわかりません。
あの扉から出てくる男は誰だ!?
ゲームもいよいよ大詰め。次々に観客が集まってきて、モニター前は十重二十重に囲まれる。 |
ファイナリストと同じ出身国の人々は、当然そのプレイヤーのサポーターになります。ボードのダイスが振り出されるたびに、局面は逆転し、観客たちの歓喜と悲鳴の絶叫が入り混じります。ダイス一振り、駒の1ムーブに翻弄される人々・・・
そしてついに優勝者が決定しました。スペシャルルームから試合会場につながる扉をくぐり、観客前に姿を現したのはこの男でした!!!
2006年の世界王者はオランダのフィリップ
激戦直後の新チャンピオン。すぐさまTVのインタビューを受ける。 |
王者誕生で会場のテンションがさめやらぬうちに、すぐさまアワードパーティーに突入します。
今年の優勝賞金は1千100万円ナリ
チャンピオンは最後に登場。今日からは世界チャンピオンとして世界中のプレイヤーの目標に! |
チャンピオンが手にするのは優勝トロフィーと優勝賞金75,000€(¥11,250,000-)今この瞬間からフィリップはバックギャモン界のビッグネームリストに名を連ね、明日からは世界中から対戦依頼が舞い込むことでしょう。
3部の長きにわたった2006年のバックギャモン世界選手権レポートはこれで終了となります。みなさま、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
来年のこの時間帯は『双六屋 世界チャンピオンへの軌跡』をお送りしますのでおたのしみに(←まだいうかよ)
本日のモナコを耽溺する関連・参考サイト
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バックギャモン世界選手権 双六屋、2002年の参戦レポート。
モナコの華麗なプリンセス&プリンス 恋愛ガイド・石田さんの記事
ヨーロッパの小国たち(1) よくわかる政治ガイド・辻さんの記事
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