勝負師ならモナコを見て死ね！　中編

本戦開始！　いざオープニングロール

双六屋出陣！　今年は和装（作務衣）にてモナコに乗り込んでみました。

大会２日目からいよいよチャンピオンシップや中級・初級戦の全３クラスの本選がスタートします。最高峰の頂めざして、全プレイヤーが一斉に戦いを開始します。


試合形式はどのクラスでもノックダウントーナメントですので、１度負ければそこで終わり。１試合１試合が真剣勝負です。ちなみにチャンピオンシップで今年は２１３人のエントリーがありました。


さて、本戦でいきなり負けてしまえばもうすることがなくなってしまうのかといえばそうではありません。敗れたプレイヤー同士を集めて、新たなトーナメントが明日以降に立ち上がります。（コンソレーション１といいます。）

最終日まで大会を楽しめる工夫が随所に

広いバンケットルームでは、全３クラスの対戦が一気にスタートする！　目指すは世界チャンピオンの称号。

ではこのコンソレーション１で負けてしまうとどうなる？　

さらにコンソレーション２というトーナメントが、ここで負けてもさらにラストチャンスというトーナメントが立てられ、最高で４つのトーナメントでゲームをすることができます。（それぞれのコンソレ、ラストチャンスでも上位に食い込めば賞金も出ます）


また最終日には１チーム３人で戦うチーム戦もあり（こちらは優勝すると１５万円相当のウォッチが賞品として渡される）、もし途中で負けてしまっても、最後の最後まで大会がたのしめるような仕組みになっているのです。

人だかりがあればそれは人気の証！

観客の多さは、そのプレイヤーの人気や強さのバロメーター。

チャンピオンシップクラスともなれば、各国のナショナルチャンピオンや元世界チャンピオンがごろごろ参戦していますので、トーナメントのあちこちでトッププレイヤー同士の激突があります。


そういった熱い試合は、当然ファンにとってはたまりません。有名プレイヤーのテーブルの周りにはあっという間に人だかりができます。

トッププレイヤーの一挙手一投足は全世界注目の的

画面右端がギャモン研究の第一人者で「バックギャモンの神様」として世界中のプレイヤーから尊敬を受けるポール・マグリエル。

さらには、特に注目度の高い好カードでは会場の一角に特別にテーブルが設けられ、対戦が行われることもあります。


こういった試合の場合、ノートパソコンをもったアシスタントがそれぞれのプレイヤーの横につきます。プレイヤー同士は普通にゲームをしているのですが、アシスタントは目前のゲームの棋譜をライブで打ち込んでいます。

アシスタントによって打ち込まれた棋譜は即座にネットに流され、世界中のファンが見守ることになる。

そのデータは即座にインターネットに流されるため、会場外のモニターや、インターネットなどで、ほぼリアルタイムで試合の様子を知ることができます。


世界中の人々が文字通りトッププレイヤーの一挙手一投足（この場合一振り、一手ですが）までをも見逃すまいと観戦しており、歓声や感嘆の声をあげます。

次はモナコのホテルをご紹介します→