バックパッカーが必ず目にする光景
この外観でよくモノポリーとわかったものだ・・・ |
が、真剣にコピーしているというよりも、かなりゆる~くパクっており、ロゴのつづりが思いっきり間違っていたり、有名キャラクターがかなり稚拙に模写されていたりと相当脱力系。
目くじらを立てるというよりは、それを通り越し笑うしかない状態です。あはは…(あ、もちろん買ったり、日本に持ち込んだりしちゃだめですよ) でもこのアバウトな感じ、嫌いじゃないです。
さて、そんな状況ですからボードゲームがパチられていたって何ら不思議ではありません。
その奇跡は母の献身的な愛から生み落とされた
母の愛は国境さえ軽く越える。タイからやってきたこのモノポリー(?)には恐るべき秘密が隠されていた! |
この知人はもともと「ご当地モノポリー」を集めており、母親がタイ旅行に出かけるのでお土産にモノポリーを頼みました。で、母親が買ってきたのが件のボードゲーム。
うんうん、息子の趣味なんて、かーちゃんには理解できないよな。で、当然のようにリクエストとは違うものが知人の手元にやってきたというわけです。が、いいんです。それに結果として、巡り巡ってこれほどの逸品をみなさんにご紹介できるのですから…
ツッコミどころありすぎ。これがタイポリーだ!
まずは知人から双六屋が譲り受けたこのボードゲームを、入手国の名前を借りて便宜上「タイポリー」と呼ぶことにしましょう。タイポリーの箱、ボードなどのコンポーネントをすべてひっくり返しましたが、モノポリーの版権をもつ、パーカーブラザーズあるいはハズブロの表記は一切なし。ひょっとしたらタイ語で書いてあるのかな?
写真がピンボケしているのではない。バリが多く、家やホテルの輪郭がボケているように見えるだけ。このへんの力の抜け具合がいい感じだ。 |
その数ですが、タイポリーでは家が60個、ホテルが20個入っていました。ちなみに本物のモノポリーでは家32個、ホテル12個ですのでほぼ倍の勘定。多すぎ! 建築資材が不足することはまずなさそうです。まあこのあたりはかわいいもんです。
で、権利書(らしきもの)もあるのですが、これがカラーリングされておらず、すべてただ白紙のカードにテキストが印刷されているだけ。土地を買ったときに探す手間がかかりそう… ちなみにウラはザラ紙で何の印刷もありません。つまり抵当権はないのでしょうな。ある意味潔し!
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