キン肉マンのボードゲームを手にして
キン肉マンスペシャルゲーム 2~6人用 プレイ時間40分位 |
現在、三十路の双六屋にとって、小学生から大学時代は、ちょうど少年ジャンプが次々と部数を伸ばし空前の653万部(95年に記録)を叩き出した頃。学生時代のすべてはジャンプと共にあった。(集英社ビルの柱一本くらいは双六屋が建てたのではないかとひそかに思うことさえある。)
そしてそんなジャンプ全盛期の一翼をになったキン肉マンは青春そのもの! 冷静でいられるはずがない。
当たり前だ。コマがキン消しでなくてどうする
チャンピオンベルトを争奪しながらゴールを目指す。カードによるワザの応酬が楽しい。 |
プレイヤーは手札となる「プレイカード」使用して、コマを進めたり、他の超人と対決したりしてチャンピオンを目指すというもの。
が、このキン肉マンのボードゲームのすばらしいところは、コマがキン消しであるというところだ。当たり前だ。キン肉マンゲームのコマがこれ以外のものでどうする!この1点をしっかり押さえてあるだけメーカーのBANDAIに拍手を送りたい。
当時の小学生にとって、キン消しをどれだけ持っているが、仲間たちとの間でのステイタス。キン消し単体は言うに及ばす、「ワザ消し」と呼ばれる複数のキン消しを合体するアイテムはなかなかのレアアイテムのため競って集めたものだ。
学校で流行る娯楽(特にコレクション系)は常に先生から禁止令が発令される。それを掻い潜って教室に持ってくるのが男の証だった! 小学生にとって、休み時間に、仲間たちとどんなキン消しを手に入れたかという品評会は(女子に見つかって先生にチクられるリスクを冒しつつ)至福の時間そものもだった。
そして双六屋の思い出は暴走し始める→