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自分の正体がわからない『ヘッドバンズ』 人の顔色をうかがうゲーム後編

クイズの楽しさですか? そりゃあ、自分だけが答えを知っていて、相手が問題を解くのに四苦八苦するところに決まってるじゃないですか! ヘッドバンズはそんな欲望を余すとこなく満たしてくれるゲームです!

執筆者:双六屋 カゲゾウ

誰がイチバンおいしいって、そりゃみのもんただろう

フジテレビの人気番組『クイズ$ミリオネア』ですが、あれを見ていて毎回思うんですけど、あの番組をイチバン楽しんでるのはみのもんただよなぁ・・・ ということです。その理由はなんといっても「答えを知っている者の優越感」にほかなりません。

前回の「人の顔色をうかがうゲーム」では、相手の表情を読むことが重要な『コヨーテ』に登場してもらいましたが、後編では人の顔色を見てニヤニヤ楽しむ『ヘッドバンズ』を紹介します!

ヘッドバンズ
あなたの頭上のイラストは何ですか!



タイトル:ヘッドバンズ
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:20分位




各プレイヤーは、イラストが描かれたカードを見ないようにしてヘッドバンドに装着します。前回のコヨーテ同様、自分のオデコのカードが何であるか、他人からは分かりますが、自分では見ることはできません。

1分の砂時計が終わる前に、オデコのイラストを当てるというのがこのゲームです。手番のプレイヤーは「私は何ですか?」以外の質問であれば、どんなクエスチョンも投げかけることができます。その左隣のプレイヤーは、質問に対して5秒以内に回答します。


コンポーネントに人形の頭は付いていません。イメージ図です


「私は食べ物ですか?」「私はコンビニの商品ですか?」などとどんどん質問をして、頭上のイラストが何であるか絞っていきましょう。砂が落ちきってしまえば次のプレイヤーと交代です。3問先取したプレイヤーが勝者となります。


イラストは決して難しいものではないのだが、思考の迷路に迷い込むとこれがさっぱりわからない!


さて、このゲームのおもしろしろさは、冒頭の「答えを知っている者の優越感」を存分に味わえることです。

1分という制限時間は存外短いものです。このタイムリミットからくる焦りから思考の死角にはまり込むと、簡単なイラストにも関わらず、当てることが困難な場合がままあります。

ほほほ、悶え苦しめ!

手番中のプレイヤーが、まったく見当違いの質問をしてどうやっても答えにたどり着けそうになかったり、あるいはおしいところまで絞り込んでいるのに、答えを当てられずに七転八倒している姿は、他のプレイヤーとっては愉悦以外のなにものでもありません。

ホームパーティーなど、人が集まる場で行うと「そんな簡単なカードなのにわからないのかよ」的な笑いで、必ず盛り上る優秀なパーティーゲームです。

さらに盛り上りそうなオプションルールもあるが・・・

さてルールブックにはオプションルールとして、イラストのカードだけではなく、名刺などでやってもおもしろいと記載されています。

名刺ルール採用中
えっと、私は太っていますか?私は赤いTシャツを着ていますか・・・って、ガイドのことかい!


この場合は、当然カードとして使用される名刺の人名は、少なくとも全プレイヤーの共通の知人であるという条件になるはずです。とすれば、もっとも活用できそうなシーンは、会社の慰労会などでしょうか…

しかしですよ、この名刺カード使用ルールの場合も大いに盛り上りそうですが、同時に大いに危険もありそうです。焦るあまり「私はカツラですか?」「私は嫌われていますか?」「私は不倫をしていますか?」などと思わぬことを口走り、まかり間違って、その本人がその場にいたとしたら…

名刺カードを使用のときは、信頼できる同僚とやるのが無難だと思います。ハイ。

本日の関連・参考サイト

人の顔色をうかがうゲーム前編 相手の顔をじっと見るゲーム
親子で踊りだす爆笑の卵 おすすめパーティーゲームその1
アフタースキーはコレで盛上る! おすすめパーティーゲームその2
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気のボードゲームを見るAmazon で人気のボードゲームを見る
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