さて闘茶には幾つものゲーム形式がありますが、我々がはじめに行ったのは「源氏式」と呼ばれるもの。
●まるでわからん!のっけから最高難度の「源氏式」
まず五種類の銘柄の違う茶葉を用意します。それぞれの茶葉を五つの小袋に分けます。つまり合計で二十五の小袋できあがるわけです。これらすべての小袋を混ぜてランダムに五つ取り出します
取りだした五服が順番にお茶として競技者に供されます。競技者は何杯目のお茶がどれと同じだったか(あるいは違うのか)をメモし、五服飲み終わったとこで紙に書いて提出します。(これで1ラウンド終了)
小袋は二十五あるわけですから5ラウンドできることになりますが、今回は時間の制約上2ラウンドのみで勝負です。
その回答の仕方が何とも優美。縦線五本で出されたお茶を表し、横線で同じ銘柄のお茶同士を繋いで書きます。さらに優雅なのはそれぞれの答えに源氏物語の章名がつけられていること。
しかしとにかく源氏式が難しいのなんのって! それには理由がありました。なぜなら横濱茶館のご主人はお茶のエキスパートの平田さんが参加されるということで、用意したのが中国茶「龍井」という銘柄で産地だけが違う茶葉が五種類!
しかも本来なら二十五服も飲まなければならないので、一服に供されるお茶はほんの一口。「あれ、よくわからん」と、もうひと含み試そうたってもうありません。味の印象をメモはしていますが、数杯飲んでいるうちに「はて?一杯目ってどんな味だっけ」とあっという間に味覚の記憶は忘却の彼方に。
ガイド双六屋も何とか点数がはいることは入りました。が、しかし… はたして味覚で当てられたのか偶然当ってしまっただけなのか…(結果は最終ページにて)