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大人の空間で古典遊戯を堪能する 闘茶で3ガイド風流対決!(2ページ目)

お茶を飲みあてて点数を競う日本の古典遊戯「闘茶」 このゲームにコラボレーション企画として中国茶ガイドの平田さんと横浜ガイドの田辺さんが参戦。ガイド3名によるAAJ横断対決にの顛末は如何に!?

執筆者:双六屋 カゲゾウ

日本で闘茶が最も盛んに遊ばれたのは南北朝時代のこと。当時は莫大なお金や賞品を賭け貴族や武将たちが遊んでいました。しかし時代が下るに連れお茶はワビ・サビが重んじられるようになり、華美で派手な闘茶は廃れていきました。現在では国定無形民族文化財として群馬の中之条町にわずかに残っています。

さて闘茶には幾つものゲーム形式がありますが、我々がはじめに行ったのは「源氏式」と呼ばれるもの。

●まるでわからん!のっけから最高難度の「源氏式」

まず五種類の銘柄の違う茶葉を用意します。それぞれの茶葉を五つの小袋に分けます。つまり合計で二十五の小袋できあがるわけです。これらすべての小袋を混ぜてランダムに五つ取り出します


「横濱茶館」主人の乾 信治さん ルールの説明から丁寧に教えてくれる

取りだした五服が順番にお茶として競技者に供されます。競技者は何杯目のお茶がどれと同じだったか(あるいは違うのか)をメモし、五服飲み終わったとこで紙に書いて提出します。(これで1ラウンド終了)

小袋は二十五あるわけですから5ラウンドできることになりますが、今回は時間の制約上2ラウンドのみで勝負です。

その回答の仕方が何とも優美。縦線五本で出されたお茶を表し、横線で同じ銘柄のお茶同士を繋いで書きます。さらに優雅なのはそれぞれの答えに源氏物語の章名がつけられていること。


答え方が冊子になっているのでこれに習って回答。横棒で繋がっているのが同じお茶という意味

しかしとにかく源氏式が難しいのなんのって! それには理由がありました。なぜなら横濱茶館のご主人はお茶のエキスパートの平田さんが参加されるということで、用意したのが中国茶「龍井」という銘柄で産地だけが違う茶葉が五種類!

しかも本来なら二十五服も飲まなければならないので、一服に供されるお茶はほんの一口。「あれ、よくわからん」と、もうひと含み試そうたってもうありません。味の印象をメモはしていますが、数杯飲んでいるうちに「はて?一杯目ってどんな味だっけ」とあっという間に味覚の記憶は忘却の彼方に。


真剣に味を吟味するガイドたち

ガイド双六屋も何とか点数がはいることは入りました。が、しかし… はたして味覚で当てられたのか偶然当ってしまっただけなのか…(結果は最終ページにて
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