●呵責なき勝利への執念
人は負けたがる動物だ。本当に負けそうになるとすぐ言い訳を探そうとする。
金子 真一郎(バックギャモンプレイヤー)
前回の記事からの言葉です。奇妙に思えますがこういうプレイヤーは実際に存在します。その理由を聞くと不思議な答えが返ってきます。「相手が気分を害するくらいなら自分が負けてしまおう」「このままだと勝ちすぎて相手にわるいからほどほど手を抜こう」
でも実際は自分の弱さに対する言い訳なのではないでしょうか。勝ち切るという行為は高い集中力を切らすことなく最後まで辛抱や我慢を強いられかなりシンドイものだからです。こんな苦しいなら負けてしまった方が楽だ…。それが本当の理由に思えてなりません。一流のプレイヤーは常に勝利に飢え、それなしでは生き長らえることすらできません、もちろん相手を叩き伏せることに一切の躊躇などしないものなのです。
勝負の世界には、後悔も情けも同情もない。あるのは結果、それしかない。
村山 聖(将棋 棋士)
『聖の青春』(大崎 善生 講談社)から
『聖の青春』(大崎 善生 講談社)から
第一が必勝の信念、第二が投入量
鈴木 銀一郎(ゲームデザイナー)
『ゲーム的人生ろん』(鈴木 銀一郎 NECクリエイティブ)から
『ゲーム的人生ろん』(鈴木 銀一郎 NECクリエイティブ)から
自分と同じだけの武器を抱えて攻めてくる奴に、なにを同情するんだ!?
氷室 将介(将棋 棋士)
『月下の棋士』(能條 純一 小学館)から
『月下の棋士』(能條 純一 小学館)から
弱い人間は感情で勝負する。強い人間は気迫で勝負する
デッツ 松田(ライター)
フジテレビ『カイジゲーム』にて
フジテレビ『カイジゲーム』にて
ゲームの展開の基本は、小さな、それがたとえ部分的であっても、
その利益の積み重ねによって、決定的に優位な立場を占めることにある
ヴィルヘルム・シュタイニッツ(チェスの初代世界チャンピオン)
『チェス入門』(金田英二 日東書院)から
『チェス入門』(金田英二 日東書院)から
克己心とスタミナこそポーカーのすべてだ
ドイル・ブランスン(ポーカーワールドシリーズで二度優勝したプレイヤー)
『ザ・ギャンブラー』(A・アルヴァレス 真野明裕訳 新潮社)から
『ザ・ギャンブラー』(A・アルヴァレス 真野明裕訳 新潮社)から
少なくとも目の前の相手よりは僕の方が勉強しているから勝つはずだ
望月 正行(プロフェッショナルバックギャモンプレイヤー)
ゲームの名言はまだまだ続きます!