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さっそく調べてみた。
鉄火巻きは江戸から明治にかけての鉄火場(賭博場)で、米粒で花札などを汚さずしかもゲームしながらつまめるのでマグロの巻物が好んで食べられためこう呼ばれようになった。
一方サンドウィッチは当時ギャンブル好きだった4代目サンドウィッチ伯爵が(熱狂的なブリッジプレイヤーだったと言われる)ゲームを妨げないでも食事をとれるようにと家来にパンにローストビーフを挟ませてもって来させたのがはじまり。
補足カゲビア1
賭場で自然発生したため鉄火巻きの発明者はわからない。ではそもそも賭博場のことをなぜ「鉄火場」なのかといえば 1.鉄が溶けるほど熱い勝負をしている場所であるからという説。2.鉄=刀、火=鉄砲であり、賭博場を戦場に見立てたという説。3.博徒のことを鉄火と呼ぶからなどなど諸説ある。
補足カゲビア2
サンドウィッチ伯爵が発明する以前にもパンに何かを挟んで食べる風習はあったが、彼が当時のイギリスで著名人であったためその食べ物を指す名前になった。
何故有名だったかと言うと伯爵は海軍大臣や国務大臣を歴任している。しかしポストに相応しい働きはまったくできず「要職に在りながらギャンブルにうつつを抜かす無能の人」として広く認知されていたようだ。
補足カゲビア3
ちなみに最近ロンドンでは11代目のサンドウィッチ伯爵がなんとデリバリーのサンドウィッチ屋を開店!正真正銘世界一由緒正しいサンドウィッチ屋の誕生である。
ロンドンシティといえば金融の中心地。株式というの一種のギャンブルのようなものであり、その意味ではサンドウィッチは相変わらずギャンブラー達に食べられていることになる。
双六屋のつぶやき
手が汚れないようにと生れた鉄火巻きとサンドウィッチだが、そもそもギャンブラー達が食事の前にちゃんと手を洗っていたのかというと甚だ疑問である。
【関連・参考・出典サイト】
鉄火巻き関連
・雑学大作戦:知泉「鉄火巻き」
・ザツガク・ざつがく・雑学「賭博(とばく)」
サンドウィッチ関連
・『団地になった男』藤井 青銅 (著) 朝日文庫 サ伯爵のエピソードが掲載されている。
・BBCニュース 11代目サ伯爵のサンドウィッチ屋オープンの記事(英語)
トリビアの泉関連
・本家本元 フジテレビ「トリビアの泉」オフィシャルサイト
・バンダイから「1/1へぇボタン」11月に発売
・『僕の見た秩序。』へぇボタンをお借りしたヨシナガさん運営の人気サイト
オールアバウトジャパン関連
・パンガイド清水美穂子さん おすすめINDEX「パンの料理とおいしい食べ方の数々」
・「FAVORITE WORKS」その清水さんの個人サイト バックナンバーからサ伯爵の記述
・笑えるサイト福士雅人さん コラム『「僕の見た秩序。」ヨシナガさん』について