ニンテンドーDSが
最先端のメディアアート作品と化す! |
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電子の海で、プランクトンと遊ぼう。 |
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タイトル |
エレクトロプランクトン |
機種 |
ニンテンドーDS |
メーカー |
任天堂 |
発売日 |
2005年4月7日 |
価格 |
4,800円(税込/ヘッドホン同梱) |
ジャンル |
メディアアート |
プレイ人数 |
1人 |
(C) 2005 Toshio Iwai / Nintendo
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子供のころ、真っ白なノートにたくさんのラクガキをするのが大好きだった自分。タッチパネルに広がる世界に直接“触れる”ことのできるニンテンドーDSには、そんな自分だけのアートを描いていく面白さみたいなものがあるよなー、と以前から感じてはいました。本体に内蔵されている『
ピクトチャット』にしても、通信相手がいなくてもタッチパネルにラクガキをして独りで楽しんでみたり・・・。(←こんな使い方をしているのは僕だけではないはず!)
そんな自分にドンピシャ!だったソフトが、今回ご紹介する『エレクトロプランクトン』。日本が世界に誇るメディアアーティスト、岩井俊雄氏が手がけたインタラクティブ体験ソフト!ということで、そこにはどんなアートの世界が“広がっている”のかと思いきや・・・!
画面に広がるのは美しき水の世界。透明感あふれる電子の海に住んでいるのは、プレイヤーのタッチや声に反応して、自由自在に泳ぎ、光り、音を奏でる10種類の電子プランクトンたち。彼らと遊んでいるうちに、自分だけの光と音の水中ショウがニンテンドーDSから広がっていきます。岩井氏がこれまでの作品の中でずっと追求してきた、コンピュータの上で映像と音楽を自由自在に操る快感と、子供のころから大好きだったというミクロな水中生物の世界が、ニンテンドーDSの上で見事につながった!というわけです。
タッチペンやマイクを使ってプランクトンたちといっしょに自由に演奏できる「パフォーマンスモード」のほか、10種類のプランクトンたちが順番に、自動的にパフォーマンスを披露してくれる「オーディエンスモード」も搭載。パフォーマンスモードで遊ぶときの参考になるだけでなく、聴いているだけで癒される環境音楽として楽しむこともできます!(僕はもっぱらこの使い方。コンポなどに接続すればさらに高音質で楽しめます)
そう、『エレクトロプランクトン』は、最先端メディアアートをプレイヤー自ら“広げる”──“広がっている”なんて受け身な立場にとどまらない──まったく新しい映像と音楽のインタラクティブ体験ソフトだったのです! いわゆる“ゲーム”とは明らかに一線を画しています! 可愛らしいプランクトンたちが奏でる、美しい音と光に癒されてみたい人に、ぜひともオススメしたいソフトです。
次ページでは、個性的でキュート!な10種類のプランクトンたちをご紹介。さらに、『エレクトロプランクトン』発売記念のイベントの応援に、
任天堂の社長も駆けつけた!