意外な用途、ゲームアーカイブ専用機
Media goからもPlayStationStoreが使用できる。 |
これはPlaystationNetworkで利用できる、初代プレイステーションのタイトルをダウンロードしてプレイできる機能。
ダウンロードしたタイトルはPS3に保存され、PS3か、ダウンロードしたPS3に登録されたPSPでプレイできる。
セーブデータもコピー可能なので、PS3で進めたゲームの続きをPSPで遊ぶことも簡単だ。
ゲームがPS3とPSPで共有できるのは非常に便利だと思う。
UMDレスモデルが発売されることで、ダウンロード購入に移行するユーザーも出現するだろう。
PlayStationNetworkでは、一つのアカウントでPSPでもPS3でも使用することができる。PS3で購入したPSP用タイトルは、PS3で機器認証したPSPにコピーすることが可能。
PSP goの無線LANはIEEE 802.11b準拠と非力なので、PS3やPCで購入してPSPにコピーするのがいいだろう。PS3がPSP goの、言わば母艦になるのである。
PSPのライバルとなる大ヒット携帯ゲーム機、DS。
初代からDS lite、そしてDSiへと新型が発売されてきたが、こちらは割とスムーズにDSiへと代替わりを果たしているようだ。とは言えDS liteも継続して売れ続けているが。
考えてみればDSiも、当初どういったユーザー向けのモデルなのかはよくわからなかった。GBAスロットは廃止され、画面が微妙に大きくなり若干の値上げがあった(ちなみにカメラ機能が追加されている)。
初出時に画面が小さくなったと記述しておりました。修正するとともに事実誤認のまま記事作成したことをお詫びします。
PSP goの場合はもっと顕著で、UMDがなくなり16GBの内蔵メモリが追加され、26,800円という思い切った価格が提示されている。
従来モデルから7,000円アップとなるこの価格設定、筆者が思うに「損する気も得する気もない価格設定」なのではないだろうか。
積極的にPSPの後継機としてPSP goをプッシュするならばもう少し戦略的な価格を打ち出すのではないかと思うのだ。
この価格は本体である程度の利益が確保できる設定であり、あまり普及しなくても(固定費さえ回収できれば)SCEに損はないだろう。
また、ダウンロードオンリーとなると小売には利益が回らない。
そのため、小売に置いてもらうには小売りにもそれなりの利益が出る設定でなければならなかったのではないだろうか?
と、なるとPSP goは「利用シーンがわかり、その価値がわかるユーザー」こそが手に取るべきラインアップと言えそうだ。
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