Wiiほど魅力を感じないし、TVもハイビジョン非対応
 |
| 次世代ゲーム機の中では一番高価。もちろん性能もピカイチ！ |
×当面新しいゲーム機は要らない
ゲームの一般的な使用頻度がどれほどのものかを考えてみると、PS2とWii、そしてDSを持っているという家族ユーザーが割と多いのではないだろうか？
実際多くのソフトが販売されているPS2と先進的なWiiという組み合わせは非常にバランスが良い。PS2を所持しているユーザーが「次のゲーム機」を検討するときにWiiを挙げるという事はとてもありがちなのではないかと思う。
PS2の完成度の高さや普及率を考えて、すぐに次世代機に移らなければならないという焦燥感は感じにくいものがある。
これは純粋にPS3の持つドキドキ感とWiiの持つドキドキ感の違いなのではないだろうか。
手軽に購入できて、友達や家族と一緒に、身体を使って遊べるWii。
高級感があり、迫力の映像体験を実現できて、次世代感を満喫できるPS3。
たとえばホームシアター環境を構築したとき、大型TVに買い換えたときなどには俄然PS3の訴求力は高まることだろう。PS2が販売されたとき、初代PSも驚くほど売れ続けた。
そういう意味ではPS3のライバルはWiiでもXbox360でもなく、PS2と言えるだろう。
だが、PS3には間違いなく「次世代」がある。ハイビジョンが気になったらぜひ次のレベルに進むことも検討して欲しい。
 |
| お手持ちのテレビはPS3の能力をどこまで引き出せるのか…。 |
×買い換えるのも当面先なので魅力を感じない
前項と相反する問題だが、TVがいわゆるHD対応（ハイビジョン対応）ではないので肝心な映像美が享受できないというユーザーも多いかと思う。筆者の環境は32型のHD対応ブラウン管TVだが、正直PS3の能力から言えば実力不足。PS3の実力を出し切っていないというジレンマを感じるのは確かである。
映像を視聴するには「映像ソース」と「モニター」が必要であり、「モニター」が実力不足だと「映像ソース」の魅力は発揮しきれない。しかし、ゆとりのある描画能力で描き出された映像は、やはりそれなりのモニターでもかなりの迫力を体感できる。
まぁ2011年には現行のアナログ放送が終了するし、「いずれはTVを買い換える」というハラで先行投資してしまうのもお勧めしたい。また、20型くらいのHD対応TVであれば従来とはレベルの違う繊細な映像美が体感できる。必ずしも大型TVじゃないと魅力が伝わらない、というわけでもない。
