待望のPS3映像!
実機はひっそりと展示されておりました。 |
案の定PS3用にシアターがあつらえてあり、実機の展示も。
と言うわけでシアターの内容をかぶりつくように見てみますと…。
『グランツーリスモ』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』などなど注目作の最新映像が惜しみなく流れていきます。
興奮のPS3映像!
…なのですが…。
正直、観ている間中僕が感じていたのはなんとも言えない閉塞感でした。
映像出展なので仕方がないことではあるんですが、そこに流されている超美麗ムービーは、あらゆるゲームのデモムービーでしかないわけで、「こんな美麗な画面で遊べるだなんて!」という感動を喚起するほどのものではなかったんですね。
『グランツーリスモ4』もゲーム前のムービーは(実機のものではないにせよ)相当ハイクオリティーなものであり、そのレベルが目の前で流れていてもさほどのサプライズはないというか。
逆に「次世代機って画像が綺麗になるって言うだけのものなのか?」と言う疑問が頭をもたげてきてしまい、それが閉塞感につながったのではないかと思います。
なんと『メタルギアソリッド4』のスネークは老人!?
シアターの様子。時間とともに人だかりは増えていきました。『メタルギアソリッド4』の上映後にはなんと拍手が! |
年老いたスネークが、その風貌に似合わない逞しい体で佇んでいます。小さいロボット型の端末が現れ、その液晶画面には年老いたオタコンが。
いつもこのタイトルは新鮮な驚きをくれますが、僕にとってPS3の映像の中で一番衝撃的だったのがこの年老いたスネークの姿でした。
結局美麗な画面、綿密な描写と言うスペック上のものよりもタイトル自身の魅力が大事なんだなぁと痛感した瞬間でした。
ちなみにPS3の映像はHD(ハイディフィニション)クオリティーとなります。これは現行のハイビジョン放送と同じ高精細画像となり、シアターでもその映像の精密さは充分感じ取ることが出来ました。
すが、このHD映像は享受するのに高いハードルがあります。この辺は東京ゲームショウ2005特集のまとめで説明したいと思います。
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