やっぱりRPGが好き！　手に汗握る『グランディアIII』(2ページ目)

1分でわかる『グランディア』シリーズ

シリーズを通して戦闘には定評がある『グランディア』。今回も敵味方入り乱れての戦闘が楽しめます！バランスは従来とやや変わったかな？

『グランディア』は古くはセガサターンで発売されたRPGです。技術者集団と名高いゲームアーツという会社が創りあげたセガサターンに置ける看板タイトルでした。
実はこの第一作で冒険活劇的な内容、アクションゲームのような派手な戦闘、独自の成長システムなど既に完成の域に達した名作でした。
これはPSにも移植されました。そして不遇のゲーム機ドリームキャストで続編『グランディアII』が、PS2で番外編『グランディア エクストリーム』が発売されました。
これらは残念ながらシナリオ面で第一作のファンを納得させるものではなかったのではないでしょうか。当時もマイナスな意見が多かったように思います。
＊『グランディア エクストリーム』はコンセプトが「戦闘を楽しむ」というものであり、シナリオ性が低かったのは致し方なかったかも知れません。

そしてPS2で発表された『グランディアIII』。シナリオが第一作と同じはせべたかひろ氏ということで、あのテイストに痺れた僕はグラフィックの美しさもあいまって非常に楽しみにしていたのです。

ドラマティックなRPGを求める人に！

ドラマシーンは美麗。長いイベントが苦手な人は要注意…。

『グランディアIII』は冒険活劇です。やや長いドラマシーンもありますし、登場人物たちは饒舌です。イベントでもよく喋ります。ある程度は物語重視と思ったほうが良いでしょう。

何せDVD2枚組と言う大ボリュームです。ドラマティックなRPGが好きな人にはお勧めですが、逆に映画的な演出が嫌いな人には向かないかと思います。

僕はこういったドラマ重視なゲームが大好きですので、かなり気に入ってしまいました。マップの移動は基本的に一本道ですが、フィールドの広がりのある空気感は素晴らしく、どこまででも行けそうな気すらします。

進む道は一本道ながら、非常に存在感のある背景が冒険の気分を盛り上げてくれます。

フィールドのいたるところにある仕掛けはボタン一つで動かせますし、なんと自分の近くに宝箱や仕掛けがあるかどうか調べるGサーチという機能まであります。あまり類雑な作業がなく、プレイに専念できるようになっています。無駄に動き回らなくて良いのは非常にユーザーフレンドリーですね。

そしてフィールド上を徘徊するモンスターに接触すると戦闘開始となるわけですが、これも自分から切りつけることによって戦闘を有利な状態で開始する事が出来ます。

簡単な操作で様々なアクションを楽しめるのが本作のいいところです。そして『グランディアIII』最大の特徴といえば、シリーズのウリでもある戦闘！
こちらも簡単な操作でまるでアクションゲームのような爽快感を得る事が可能です！！

次ページではコマンド選択式なのにアクションゲームのようなバトルを紹介！