ユビキタス=時空自在=???
まさにユビキタスコンピューティングを実現するSONYのVAIO Type U。 |
ユビキタスは過去、国立国語研究所「外来語」委員会という団体によって「時空自在」という微妙に恥ずかしい単語に訳されたことがありました。
言い換えた方が意味が伝わりにくい感じがするこの言葉、もともとはラテン語で「いつでも、どこでも」という意味だそうです。
ユビキタスコンピューティングと言うと、大雑把にはいつでもどこでも使用できるような小さなハードウェアを使用することと言い換えることができると思います。
今までも非常に小さいパソコンの端末などが発売されたことがありました。VAIO TypeU、先日発売されたOQOなどもその一例です。
oqo: home
VAIO | type U
これが進むとウェアラブルPC、つまり「服を着るような感覚で身につけるパソコン」という方向性も見えてきます。
良く試作機などが展示されるのですが、小さなハードウェアを用いてモニタはサイヤ人のカウンターみたいなものを採用した例(メガネのようなものをかけると目の前にパソコンのディスプレイが映るようなもの)が多いようです。
それこそいつでもブラウジングやメールが使える近未来的な発想ですね。
しかしそこまでSFチックなものでなくても、ユビキタスコンピューティングはすでに普及の兆しがあるのです。
国立国語研究所「外来語」委員会 「外来語」言い換え提案
携帯電話は万能ユビキタスツール
今や万能の携帯電話。なんと携帯電話専門のウィルスが登場する始末。 |
しかし携帯電話は通話のためのもの、という認識も根強く、またできることも限られているため、満足なユビキタスコンピューティングには程遠いものがあります。
海外では電子手帳と携帯電話が合体したようなスマートフォンという端末がいくつかありますが、残念ながら日本ではそのようなサービスがありません。
携帯より多くの情報量を表示可能で、高度な処理もできる端末があればユビキタスコンピューティングが実現できるかもしれません。
ここが今回の記事の肝。そう、PSPでそれが可能になるかも知れないんです。