「ゲームニュースナナメ読み!」では毎月数多く発表されるゲーム関連ニュースの中から、プレイステーションガイド加藤が選んだニュースをチョイスしてご紹介します。 さらにその中から重要だと思われるニュースを深く掘り下げてみましょう。 ■11月のPick Up! ● 11月のゲームニュース Guide Choice! |
韓国生まれのRPG大作『マグナカルタ』上陸!
『冬のソナタ』『天国の階段』『誰にでも秘密がある』等など…。現在数え切れないほどの韓国発ドラマ、映画、音楽が溢れかえっています。
ヨン様に限らず数々の美形俳優、女優、歌手がテレビを賑わせていますね。僕の仕事先の奥様もハマっています。すごいですヨン様。
実は、そんな韓流ブームがゲームとしても日本に上陸しています。今回紹介するのは韓国生まれのRPG『マグナカルタ』。パソコン版ゲームを主とする韓国で2001年に発売された同タイトルをベースに、グラフィックやシステムなどを一新した作品です。
大作RPGの流れを感じさせる、重厚感のある世界設定です。 |
その紹介の前に、韓国のゲーム事情を少し紹介しておきましょう。
韓国はゲーム大国!
韓国ではゲームと言うとパソコンゲームが一般的。中でも『ラグナロクオンライン』『リネージュ』など、日本でも人気のあるオンラインゲームが多数韓国から生まれています。これは韓国の政策によるものが大きいようです。韓国ではIT企業の海外進出が積極的に支援されており、その中にゲームなどのコンテンツも含まれます。
韓国のゲームセンターは日本のそれとは違い、インターネットカフェのようなシステムになっています。通称“ゲーム房”と呼ばれますが、そこでオンラインゲームなどを遊ぶのがいわゆるゲームセンターに値するようです。
このように、韓国ではあくまでパソコン用のオンラインゲームがメイン。そんな中、2001年12月29日に韓国で発売されたRPGが『マグナカルタ』なのです。
パソコン版『マグナカルタ』とPS2版『マグナカルタ』
主人公からしてPC版とは違うデザインのようです。PC版公式サイトのカリンツはこちらにて |
キャラクターデザインや設定は一新され、ストーリー、システムなどほぼすべての面で大胆な変更がなされています。
これは単に日本向けにローカライズする作業としては異例の措置で、移植に当たっては韓国の開発チームと日本のチームとの間でかなり綿密なやり取りがあったようです。それは台詞一つ、設定一つ取っても日本人が馴染めるようにという徹底したこだわりでありながら、従来の国産ゲームとは違った『マグナカルタ』ならではの良さを残すと言う非常に難しい調整でした。
つまり『マグナカルタ』は韓国産のゲームでありながら、ある意味では韓国と日本のタッグによる共作RPGと言うことも出来るわけです。