「ばかちんがぁ！」と怒られたかった貴方に　金八先生 伝説の教壇に立て！(3ページ目)

将来は催眠術師になるといいと思うよ

教えた分だけ将来の可能性は広がります。

地図上で、普段は表示される生徒の顔が表示されていないところに行くと、そこにも生徒が居ます。この時こそ能力開花のチャンスです。

生徒はそれぞれ固有の「能力表」を持っており、ゲームを進行させて入手した「能力カード」を生徒に使ってあげるとそのマス目が埋まります。「？」マークのところまで埋めると、その生徒の何らかの能力が開花します。

実はこの能力開花で、Sランクの能力を開花した生徒だけエンディングの「仰げば尊し」を歌ってくれると言う要素も。シグナルが青い平和な時は生徒の能力開花に勤めましょう。

「ばかちんがぁ！」と怒られたかった貴方に！

1年も入院するわりには元気そうな金八先生

今作は金八先生になれるというゲームではありません。逆に、金八先生の「役割」を楽しむと言うロールプレイの楽しみがあるゲームです。

金八先生は入院しながらも元気な顔を見せ、適切なアドバイスをしてくれます。どこかとぼけたような、それでいて核心を射た金八先生の言葉は教師の立場でもためになることでしょう。

選択肢を間違えてゲームオーバーになった時も、金八先生の「このばかちんがぁ！」というおなじみの声がやる気を出させてくれます。

また、最初にも書きましたが、字幕が無い、というのはこのゲームがドラマ的であるということを示す端的な例です。加えてもう一つ、「主人公が一切喋らない」というのも大きな特徴と言えるでしょう。

主人公はほとんど顔すら出しません。どうせなら女性か男性かすらもわからないようにした方が裾野が広がったかも。

主人公が自分の考えを饒舌に喋るゲームは数多くあります。が、このゲームの場合「カードを提示する」ことによってプレイヤー自らが行動を決定し、その影響で物事が進んでいくのです。感情移入を阻害しない、実に良く考えられたゲームシステムだと思います。

今作は僕のような、金八先生にあまり馴染みが無い生徒でも素直に楽しむことが出来ました。逆にテレビでは不可能な映像でもアニメーションで表現することによって、テレビシリーズには無い魅力を実現したとも言えそうです。

テレビシリーズを楽しみながら、金八先生の役割を楽しむ。そんな楽しみ方も出来て、しかもこのゲーム2週目と3週目ではシナリオが変化するという要素も！　遊ぶほどに発見があるゲームを秋の夜長にいかがでしょうか？

3年B組金八先生　伝説の教壇に立て！　チュンソフト　ロールプレイドラマ　発売中　\7,140 [税込]

○テレビ版公式サイト
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