ゲームというよりは「作品」と呼びたい
こういったタイプのゲームに慣れている人は、エンディングまでそれほど苦労せずに到達できる事でしょう。シナリオとしても「緻密な複線」「怒涛の盛り上がり」といった種類のものではなく、あくまで丁寧に作られた世界観を崩さないもの、といった程度で期待以上のシナリオではないかもしれません。いやしかし僕は泣きましたけどね…。エグエグと…。
このタイトルはどちらかというと「パズル要素」「アドベンチャー要素」を求めるより、あくまで一つの映像作品としてとらえたほうがいいように思います。表現方法の一つとしてゲームを選んだ、という感じでしょうか。
せっかくのゲーム作品なので、気に入ったシーンをずっと映して環境映像的に使ってみたり、イコとヨルダのしぐさをずっと眺めてみたりといった楽しみ方もオススメです。ゲームスタートからエンディングまでをビデオにとって映画のように鑑賞するのもいいかもしれません。
他にもカップル同士で楽しむというのもいいでしょう。
ヨルダを彼女に見立てて遊ぶと、ヨルダによりいっそう愛着が持てるかもしれませんしね。え? せめてゲームではいい夢を見たい? …そういう楽しみ方もあるかもしれません。
ちなみにうちの夫婦の場合。
僕「ヨルダ可愛い! 超可愛い!」
嫁「ふーん。じゃ、ヨルダを私だと思いなさい」
僕「…え~…(嫌そう)」
嫁「ほら! 襲われてる!」
僕「ハ! 僕が助けるから!(バシ!バシ!)」
嫁「あぁあ…間に合わなかった。愛がないからだな」
僕「…」
嫁「ほら、もっとしっかり守らないと!」
僕「…」
嫁「あぁあ、そんな手荒に」
僕「…」
嫁「近くで大きな音立てないの! ビックリしてるでしょう!」
急にヨルダがか弱く見えなくなるのは何故?
あ、ちなみに1度クリアすると2度めのプレイはヨルダの台詞にも字幕がつきます。全体的に台詞の量は少ないのですが、ぜひ2度クリアして欲しいゲームだと思いました。
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