散歩/和む散歩ルート

春を感じながら東御苑から皇居外周を歩く(2ページ目)

春を感じようと平川門より東御苑を歩を進めてみた。なるほど、梅が咲き、椿が咲き、早咲きの桜を観ることができた。大手門から出て、さらにお堀端を半蔵門まで歩くコース。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

天守台へのぼる梅林坂

平川門から入ると、すぐに急な坂がある。これが梅林坂である。この坂沿いに50本の紅梅、白梅が植えられている。
皇居外苑の桜
こちらは汐見坂の下に咲いていた梅

東御苑にはいくつかの坂がある。急なものが多く、それも歩く楽しみのひとつとなっている。坂の途中には様々な植物がある。それを観ながら歩くだけでも実に楽しいものだ。

早咲きの桜が美しい

たぶん桜だろうか、人々が足を止め、写真を撮る姿が多く見られた。
東御苑桜
早咲きの桜だろうか。ひときわ目を引く

どの季節にきても、東御苑は楽しい。今は二の丸の芝生の色は茶色であるが、これが夏になると青々として色になっていく。芝生に座ってボーッとするのもいい。そうそう、ここの東御苑は犬もいない。これも散歩者にとってはうれしい。こういう芝生に不用意に腰をおろし、犬の糞が付着などという心配もない。

富士見櫓を横目に見て

江戸城をきちんと楽しむなら、大手門から入るといいだろう。だんだんと二の丸、天守台へというコースも楽しい。きょうは平川門から大手門へ抜ける予定だ。富士見櫓のところまでくると、大手門方向へ歩いた。
皇居外苑の桜
立ち入りは禁止されている富士見櫓

かつては富士山が見えたという富士見櫓。「櫓(やぐら)」というのは、防御や倉庫を兼ねた建物で、かつて江戸城内には19の櫓があったそうだ。明暦の大火で消失した天守閣の代用としても使われ、将軍は両国の花火や品川の海櫓から見たそうである。

さあ、次ページでは
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