散歩/昭和を振り返る散歩ルート

都電荒川線を歩く 三ノ輪橋~王子駅前(2ページ目)

東京で唯一残っている路面電車「都電荒川線」に沿って歩いてみた。まずは、荒川区内の三ノ輪橋停留所から王子駅前というかつての27系統部分。平坦で歩きやすいコースだ。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド


町屋駅前

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高架になっている京成電車の下をくぐると「町屋前」の停留所。
都電荒川線は、京成線の高架の下をくぐっていく。この先には「町屋駅前」の停留所がある。三ノ輪橋以来の繁華な場所にきた。京成線、東京メトロ千代田線の「町屋駅」と連絡している「町屋駅前」は荒川線の中でもポイントとなる停留所だ。
かつては、この停留所に隣接するように木造の大衆食堂やパチンコ店などが軒を連ね、下町特有の賑わいを見せていたそうだ。
いまは再開発により、それらの店はビルの中に入ってしまったそうだ。
さて、お腹がすいたので、ここらで昼ご飯にすることにした。

「ときわ」という食堂へ

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いまはビルの地下1階にある「ときわ」。
以前この「ときわ」は町屋駅前の停留所のすぐ前にあったそうだ。今はサンポップ町屋というビルの地下にお店はあるが、歴史のあるところらしい。
町屋駅前は、京成線、東京メトロ千代田線の「町屋駅」と連絡している。今は荒川線は、それぞれ他の鉄道などと連絡しているところがいくつかあるが、そういった停留所は昇降客も多い。
さて、お腹がすいたので、ここらで昼ご飯にすることにした。

店内に一歩入るとそこはワンダーランド

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壁にはさまざまなメニューが貼り付けてある。
店の中に寿司のカウンターがあり、いくつかのテーブル席もある。そして壁の至る所に手書きのメニューが貼り付けてあるのだ。こ、ここはいったい…。
普通のサラリーマンの方々から、若い女性、お年寄りまで、いろんなお客さんがいる。そして、それぞれが違ったものを食べているのだ。時刻は1時を少しまわったところ。酒を飲んでいるおじさんたちがいれば、そばをすすっている女性がいたり、あんみつを食べているおばあさんがいたり、いやぁ、すごい!
いったい何を食べればいいのか。思わずアルコールでも飲もうかなと思ったがガマン。
迷った挙げ句、ちょっと贅沢をしようと「うなぎ弁当」にする。1400円。

「うなぎ弁当」を食べた

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いろいろなものが入って豪華なうなぎ弁当!
しばらくして気がついたのだけれど、メニューはいろいろあるが、地元の人たちが昼ご飯として注文しているのは「日替わり」と言われる700円の定食が圧倒的に多かった。これも十分に豪華であった。さて、ほどなくやってきた「うなぎ弁当」。これがまたお刺身だとか煮物だとかいろいろ入っててゴージャス。やはり飲みたくなっちゃうねぇ。でもガマン。それいしてもうまい、うまい。

お腹いっぱいになったので、
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