カレーハウス「ちとせ」
以前はお寿司やさんだったという「ちとせ」の海老フライカレー |
井の頭線の富士見ヶ丘駅を越え、さらに南へ。
しかし、なかなか喫茶店がない。昔ながらの喫茶店というのは、減っているのだろうか。
京王線の芦花公園駅の手前で「カレーハウス ちとせ」という看板が見えた。
「カレー食べますか。きっとコーヒーもありますよ」
と東山氏。
なるほど。まだお腹はすいていないが、ここのカレーは旨そうだ。
まずはビールを一本頼む。のどが渇いた。グッと飲み干す。
さて、どのカレーにしようか。
東山氏が海老フライカレー。
僕は野菜カレーにした。
ただし、2人とも「ご飯少なめでお願いします」と注文。
それでもけっこうな量のご飯が盛られてきた。
野菜カレーは彩り鮮やか
彩りも鮮やかな野菜カレー! |
「カレーは10何年かになりますけど、もともとは寿司屋で昭和27年からここでやってます」
とのこと。なんでも女将さんのお父上がお寿司屋さんをやっていたのだとか。
なるほど、米がおいしいわけだ。
カレーはどこか懐かしいかんじの味。ホッと落ち着く味だ。
もちろんアイスコーヒーもいただいた。
ただし、このコーヒー、食事をした人だけだそうだ。
飲み物のみの注文は不可とのこと。
さて、世田谷文学館へ
世田谷文学館の前にあった企画展ポスター。「永井荷風のシングル・シンプルライフ」 |
芦花公園駅を通り過ぎると世田谷文学館が見えてくる。
東山氏を誘ってやってきたここにやってきたのは、現在「永井荷風のシングル・シンプルライフ」という企画展が行われているからだ。
これまで僕も永井荷風についての散歩は何度かやってきているので、興味深かったのだ。都市遊歩人としての永井荷風に接することができばうれしい。
世田谷文学館は、どこかのお屋敷をの跡地なのだろうか。
ちょっとしゃれた近代風の建物だが、前にある池には大きな鯉が泳いでいたりする。