散歩/グルメ・行列・銭湯の散歩ルート

市ヶ谷、神楽坂、早稲田を和菓子散歩(3ページ目)

和菓子ガイドの原さんとJRの市ヶ谷駅をスタート。神楽坂で親子丼を食べ、和菓子屋さんを巡りながら早稲田まで。とにかく和菓子三昧の散歩であった。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

なんとも風情のある甘味処「花」

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神楽坂にぴったりのたたずまいの甘味処「花」で原さんがたべた「あんずあんみつ」。一口もらったが、あんこがおいしい!
少し道を神楽坂通りの方角に戻る。先ほども前を通ってきた甘味処の「花」へ。ここが実に神楽坂らしいたたずまいのお店である。このあたりはよく散歩をするけれど、さすがに原さんと一緒でなければ一生来なかったかもしれない。
やはりいろいろな人と歩いてみるものだ。
入り口のところに木製の札があり、
「店内の禁煙にご協力ください」
「小さいお子様は御遠慮いただいて居ります」
という文字が書かれている。さっそく店内へ。
メニューを見ながら、もうそんなに甘いものは食べられないかもという弱気な僕にたいして、「氷なら大丈夫でしょ」と原さん。なるほどね。
というわけで、僕は「氷あんず」780円にする。原さんは「あんずあんみつ」680円である。あんずがとてもさわやか。暑い日差しを歩いたので、ひんやりした氷は気持ちがいい。

和菓子処「清水」

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風情のある和菓子屋さん「清水」。ここも前から知ってはいたけれど、入るのは初めて。
神楽坂通りというのは、実際は早稲田通りである。ここをまっすぐ行くと東西線の早稲田駅がある。
「それじゃ、早稲田まで歩いて終了にしましょうか」
と僕が提案。そろそろ日も傾きかけてきたところだ。
早稲田方向へ歩いていると
「ここ、前に車で通ったとき、気になっていたんですよぉ」
と原さんは、古いお店を指差した。ああ、僕もここは気になっていたのだが、入ったことはない。というわけで、ずんずんと原さんは入っていく。
どうやら、茶道などで使うお菓子を出しているのだと原さんはあとから教えてくれた。

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これが和菓子処「清水」さんの半生菓子の詰め合わせ。きれいだ!
店内に入ると、木製のガラスケースがあって、そこに和菓子が丁寧に並べられている。原さんはお店の人としきりに話をしている。とりあえず僕は半生菓子を買って、表で写真を撮った。美しい。和菓子というのは、食べるだけじゃなくて、目でも楽しめるんだね。宝石のような半生菓子を見てそう思った。その日の夜に食べたのだけれど、これが見た目とは異なりシンプルな味わいで、実においしかった。


早大通りの大黒屋さん

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これが「大黒屋」さんのみたらし団子。おいしい!
和菓子処「清水」さんを出て、早稲田方向に歩く。そうすると、江戸川橋通と早稲田通りの三叉路に出る。そこを江戸川橋通りへ進み、早大通りを左に曲がる。
さらにまっすぐ進み、外苑東通りを越えたところにあるのが、和菓子処「大黒屋」さんだ。ここは「かぼちゃ饅頭」が名物。もうここまでくるとすぐ近所が我が家だ。
原さんは「かぼちゃ饅頭」を購入。僕は、いつも食べているので、この日はお団子を買ってみた。みたらしを2本。
原さんを早稲田駅まで送り、僕は鶴巻南公園で、さっきのみたらし団子を食べた。うまいぃ!
それにしてもきょうはよく食べたなぁ。



<関連リンク>
東京23区の坂道 ~ 新宿区の坂(3)~ 市ヶ谷駅周辺
東京23区の坂道 ~ 新坂(新宿区若宮町・袋町)
ぐるなび - 神楽坂 別亭 鳥茶屋
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