日本庭園でしばしの休憩
かつては将軍がこの富士見櫓から両国の花火や品川の海を見たそうだ |
百人番所などの前を通って、二の丸庭園へ。そういえば、入苑して約1時間。そろそろ後半戦。ちょっと休憩しよう。飲み物の自販機があり、そこでお茶を購入。二の丸庭園にあったベンチで休憩をした。
竹林があり、竹の子が芽を出している。まさか、こんな光景が都会の真ん中にあるとは…。実に不思議な気分である。二の丸庭園だけでも広大な敷地がある。池があり、大きな鯉が泳いでいるのが見える。また、武蔵野の面影を残す雑木林があったりする。
都道府県の木を巡ってみる
都道府県の木を順番に見ていくだけでもあっという間に時間が過ぎる |
「いろいろな木が一度に植えられているというのは、すごいですね。よく育ってますよ」
と言う。なるほど、宮崎県の「フェニックス」と北海道の「エゾマツ」などが同じ区画に植えられているのだ。ゆっくり見て回るだけでも実に楽しい。
そんな木を一本一本見ながら先に進むと、汐見坂があった。
昔は日比谷あたりまで海であった。ここから、海が見えたわけだ。前述したように江戸城は、北、西、東と分けられるのだが、南側は海であった。そこから、大手門をめざす。
考えてみれば、江戸城に登城した人たちの多くは、徒歩でやってきて、城内に入るわけだが、そこからもさらに歩いた。昔の人は本当に健脚であった。僕たちはそのまま、地下鉄の入り口を探す。なんとも情けない。
<関連リンク>
皇居東御苑の公開要領
皇居東御苑 - Wikipedia