散歩/江戸風情を探す散歩ルート

旧牛込区から旧小石川区への散歩(3ページ目)

明治11年に制定された東京15区は江戸の雰囲気を残す行政区分であった。今回は牛込区から小石川区という明治の文人などが住んだ山の手地域を歩く。牛込でご飯を食べ、小石川植物園までの散歩。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

牛込郵便局、牛込警察から外堀通りへ

牛込警察署の前。大江戸線の駅を案内する看板。
牛込という名前は奈良時代に遡る。ここに牛の牧場があったことで、この名前がつけられたそうだ。

漱石公園を過ぎると外苑東通りに出る。ここを右に曲がる。まっすぐ行くと四谷方面である。しばらく歩くと大久保通りに出る。ここが大江戸線の牛込柳町駅。ここを左。大久保通りをまっすぐ行くと牛込郵便局、牛込警察署が見えてくる。

牛込の中心というのはこのあたりだったのだろうか。Wさんも牛込郵便局というのは耳になじみがあるそうだ。僕も同じで、テレビ番組で懸賞などのあて先が「牛込郵便局私書箱○○号」といっていたからだ。

さらに行くと牛込北町の交叉点がある。右に曲がると牛込中央通である。このあたりが牛込の中心だったのだろう。雑貨屋や乾物屋など古い商店が並ぶ商店街だ。Wさんが「そろそろ限界です」と言う。なるほど、歩きなれていない人はこれくらいが限界なのか。

牛込中央通をまっすぐ行くと外堀通りに出る。市ヶ谷の駅がそこにあるよと言うと、そこから電車に乗ると言う。そこで、彼女は右、僕は左に歩く。
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