散歩/昭和を振り返る散歩ルート

横浜鶴見線、海の終着駅と消えぬ昭和散策(5ページ目)

横浜のJR鶴見駅から歩いて国道駅へ。幕末、東海道で起こった生麦事件の現場を見て、鶴見線に乗る。そして、海の見える駅「海芝浦」へ。京浜工業地帯に浮かぶコンビナートを見ると、なぜか切なくなった。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

レトロな洋食屋を発見

カツカレー。辛い! その味に、ちょっとなつかしさ溢れる
味噌豚炒め。こちらめ辛め。ごはんがすすみます!
電車に乗って鶴見駅へ。それにしても電車は満員である。

「お腹すきましたね」

とNくん。僕もだ。というわけで、鶴見駅西口で降りてご飯が食べられるところを探す。それにしても、最近はチェーン店が多くなってきた。安心して食べられるのだけれど、やはり散歩者としては、その土地ながらのお店へ行きたいものだ。

ぐるりと歩き、再び駅前へ。今度は京浜急行電鉄本線の方向へ。すると発見! 京浜急行の高架下にある「レストランばーぐ」。町に根ざしたレトロな洋食屋さんだ。

僕はカツカレーのセット。辛い。でも、おいしい。カツが薄くてカリカリ、僕はこういうの好きだなぁ。サラダにスープがついて1200円。Nくんは味噌豚炒め定食。注文時にNくんが「ごはん大盛りで」と頼んでいたとき、その値段+300円にちょっと不安を覚えていたのだが、的中。日本昔話で見るような盛り方をした大盛りライスが出てきた。Nくんの口元は不安で緩んだあと、すぐに引き締まり、見事完食。しかし、よく食べる男だ。

帰りの電車では思わずウトウト。結構歩いたのかもしれない。



<関連リンク>
国道駅 - Wikipedia
生麦事件 - Wikipedia

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