散歩/昭和を振り返る散歩ルート

横浜鶴見線、海の終着駅と消えぬ昭和散策

横浜のJR鶴見駅から歩いて国道駅へ。幕末、東海道で起こった生麦事件の現場を見て、鶴見線に乗る。そして、海の見える駅「海芝浦」へ。京浜工業地帯に浮かぶコンビナートを見ると、なぜか切なくなった。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

秋晴れの日、鶴見駅から国道駅まで歩く

今回の散歩は鶴見線。京浜工業地帯を走るが、色濃く昭和の街並みも残っている
最近はこの散歩サイトのことが浸透してきたのか、今日は散歩だと言うと、「あ、読んでますよ。どこに行くんですか?」と言われるようになってきた。ありがたいことだ。

で、今回は鶴見線に乗るのだと言うと、東京生まれの東京育ちという40歳の男が、「あれ、鶴見線って人が乗れるんですか? 貨物専用なのかと思ってました」と言う。ほっほー。僕はそれすら知らない。今回の散歩はNくんの企画立案によるものである。よくわからないのだ。

というわけで、午後3時、JR鶴見駅で待ち合わせ。ちょうど3時、鶴見線の乗り換えの改札の前に立っているNくんが見えた。そして、その向こう側を鶴見線が今発車したところだった。

「今、電車が出たところなんですよ。次は20分待たなくちゃいけないんです」

と言う。聞けば1つ目の国道駅まで鶴見線で行く予定なのだそうだ。それじゃ歩こうかということで、国道駅まで歩くことにした。これが大正解であった。
鶴見線「海芝浦」駅。不思議と旅情をかきたてられる海に面した駅
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