深川丼、深川飯を食べる
深川丼。汗をかいたあとには、ちょっとしょっぱいくらいの味が身にしみる |
とNくん。それだけでわかった。「名物深川丼」という幟が立っていたあの店のことだ。というわけで、僕らは「六衛門」の暖簾をくぐることにした。深川丼というのは、もともとこのあたりの漁師さんが食べていたというぶっかけ飯である。もともとはアサリ、ハマグリ、ネギなどの味噌汁をかけたものがルーツらしい。
Nくんが深川丼、僕があさりご飯を注文する。ここでは「あさりご飯」という名前だったが、あさりの炊き込みご飯のことを「深川飯」、汁をかけたものを「深川丼」と呼ぶようだが、最近は混同している場合が多いとのこと。
ここの深川丼は、味噌の濃い味付けで、煮込んだものがご飯の上にかけられている。アサリなどのほかに焼き豆腐なども入っている。僕の「あさりご飯」は実に淡白な炊き込みご飯である。ちょっとしょっぱい味付けだが、夏の散歩で汗をかいた体には、その塩分がしみわたってくるようで不思議な感覚におそわれる。
隅田川を越えて、やがて八丁堀
永代橋から眺める夜景。タワーマンションが立ち並び、東京屈指の夜景ポイントでもある |
「いい風が吹いてきますね。夜の散歩には最高ですね」
とNくんが言うとおり、永代橋の上を歩くと川風が実に気持ちいい。それにビルの灯りやらライトアップされた橋、川面の滑るように進んでいく水上バスの灯りなど実に美しい。夏の夜もこうして風が吹いてくれるとさほど暑くはない。
永代橋を越えると茅場町に出た。どこかお茶でも飲んで行こうと探したがない。昼間だったらあったのかもしれないが、もう少し先へ行くことにした。八丁堀までやってきて、結局、僕らはジョナサンに入った。
さて、今回の散歩だけれど、あとから地図で調べてみると、もっといろいろなコースが取れそうだ。門前仲町には遊歩道が多いし、隅田川も川沿いの遊歩道を歩く散歩も可能である。またぜひ歩きたい街である。
<関連リンク>
まるごと門前仲町
深川散歩
六衛門
永代橋ご紹介/深川観光協会
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