お岩さんのお墓にお参り
「巣鴨猿田彦大神庚申堂」の猿像。行きかうおばあちゃんが猛烈に像をなでる |
「巣鴨猿田彦大神庚申堂」というのが庚申塚の場所にある。境内には狛犬のように猿の像が二対並んでいる。赤い装束を着せられていて、猿の像の下には、なんと「見ざる、聞かざる、言わざる」の三匹の猿の顔が彫られている。実にユニークである。江戸時代、中山道の休憩所として栄えた場所なのだそうだ。
僕たちは線路を辿って、飛鳥山まで行くことにした。最初に見えた踏み切りの向こうにあったのが「妙行寺」。
「あ、ここがお岩さんのお墓があるところですよ」
うなぎ供養塔。不思議だ…… |
近隣の家が改修工事をしている音、鳥の鳴き声、かすかに電車の音が聞こえただけで、あとは静寂であった。