月島で見つけた独特の雰囲気のある喫茶店
歩けばもんじゃ焼き店にあたる。こんなに多くていいのかとも思ってしまう |
と、驚いたのは、もんじゃ焼き屋の数。ものすごくあるのだ。話には聞いていたが、これほどだとは思わなかった。実に多くのもんじゃ焼き屋である。きょうはもんじゃは食べないけれど、次の散歩では、必ずもんじゃを食べよう。というわけで、裏通りに入り、喫茶店を探す。
と、雰囲気のある喫茶店を発見。大きな木の看板に「虔十(けんじゅう)」とある。ガラスのドアを開けて入ると、髭面のマスターが
「禁煙だけどいいですか?」
と聞く。けっこうですよと中に入った。
手作りの木のテーブルだ。メニューはコーヒーしかないようだ。
月島のメイン通り、一本はずれたところに位置する「虔十(けんじゅう)」。マスターのこだわりが店内に詰め込まれている |
とNくんが、マスターに話しかけると、
「うーん、昔はこんな感じじゃなかったんですよ。本当に数軒あるだけで」
と、この月島で生まれ育ったというマスターがあれこれ話してくれた。最初は気難しい人かと思ったのだけれど、昔、この場所でおじいさんが桶屋をやっていたとか、月島の昔をあれこれお話してくれた。実に楽しい。
ちなみにこのお店の名前は宮沢賢治の小説「虔十公園林」から主人公の名を取ったものだそうだ。その本も置かれている。また、木工・金工などのオリジナルインテリア、アクセサリーの受注制作や陶芸教室などもやっているのだそうだ。
ゆったりとした時間を過ごし、僕たちは月島駅に向かった。地下鉄の入り口が傾き始めたオレンジ色の陽に染まっている。
【参考までに今回の散歩ルート】
銀座グリルスイスをスタートして、一路聖路加タワーを目指す。聖路加タワーを経由し、佃大橋をわたって佃島へ。住吉神社などを見て、もんじゃのメッカ月島へ。計3時間もあれば、かなり堪能できるウォーターフロント散歩だ。 |
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