眼前に広がる隅田川に感動!
佃大橋から眺める隅田川と聖路加タワーと観光船。東京一のウォーターフロント地区だ |
明石町あたりは、江戸時代は大名屋敷が多く、明治になってからは外国人居留地のあった場所である。明治の一時期、アメリカ公使館もあったそうだ。この一帯から隅田川の対岸にある月島は空襲の被害はほとんどなかったそうだが、その理由として、かつてアメリカ公使館があったからだとも言われている。真偽のほどはわからないが。
カトリック築地教会、ガス街灯柱などが昔のまま残っているのも空襲を免れたからだ。それにしても明石町あたりは気持ちがいい、緑いっぱいの遊歩道などがある。そこを抜け、聖路加ガーデンを抜けると、隅田川がある。
パッと眼前に開ける隅田川には感動した。本当は聖路加タワーの展望台まであがって、東京湾を一望しようと思っていたが、川からの風が気持ちよく、川沿いの階段に座って休憩することにした。時刻はお昼時ということもあって、ここに座って弁当を食べている人たちも多い。隅田川沿いを歩けるようになっているため、なかなかの散歩コースである。
佃島のマンション群が佃大橋の背後に聳える |
江戸時代、ここからの景色は川ではなく海だった。月島あたりは海で、佃島あたりは文字通り島だったのだ。水上バスが何隻か通り過ぎていく。手を振ると、お客さんたちが気づいて手を振り返してくれた。
僕たちは、川沿いをゆっくり歩き、佃大橋を渡っていく。車の通りも多く、少し揺れる。川からの風が実に気持ちいい。