フィギュアがカード代わりの
ボードゲームは要注目!(アルゼ)
左2台は「バトルマリン アーケード」。右2台が「ダイダロスの迷宮」。 |
中でも、「ダイダロスの迷宮」は要チェック。ゲームは刻々と変化する迷宮を舞台にしたファンタジーテイストの対戦型ボードゲーム。なんですが、このゲーム、筐体にフィギュアをセットしてプレーするのだ。このフィギュアをセットすることでキャラクターのデータが呼び出され、また時にはフィギュアを使用することでゲーム中に何らかの特典を受けられるようになる。
これまでオンライン対戦型のゲームで使用していたカードが、キャラクターフィギュアになった、そんなところでしょうかね。でも、ボトルキャップのフィギュアが人気のこのご時世、単に造形を楽しむだけでなく、ゲームにも活用できるとすれば、さらにコレクター心をくすぐられるのでは?
またこれらのゲームとは別に、PCゲームで人気だった「イース」、「ソーサリアン」の業務用ゲームの開発も発表されて、話題が尽きないアルゼブースでした。
Windowsベースのシステム基板に
対応ゲーム続々登場(タイトー)
見た目マイクロタワーサイズのパソコンそのものといった外観。開いたフタからHDDが覗いてます。 |
自社開発による格闘ゲーム「カオスブレイカー」などの他、タクミコーポレーションによるシューティングゲーム「ギガウイング」シリーズとなる「翼神」や、タイトー独自のネットワークシステム「NESYS」に対応したプロ野球監督シミュレーションゲーム「ハリキリオンラインプロ野球」を参考出展。
「ハリキリオンラインプロ野球」に登場する選手は全て実名で、専用カードに登録することで監督兼オーナーとなるオンライン対戦ゲームということですから、今のプロ野球界にすっきりしないファンには良いフラストレーション解消となるゲームでは? でも、発売は12月を予定しているのよね……、その頃プロ野球は一体……。
「太鼓の達人」をフィーチャーした
「メダルの達人」で仲間同士、盛り上がれ!(ナムコ)
メダルの達人では、最初にゴールすることで、大量にメダルをゲットでき、その他、ボーナスゲームなどのチャンスも用意されている。 |
「龍華麻雀II+4人打ち対戦」は、メダル麻雀ゲーム初の4人打ち対戦を実現してます。店内のプレーヤーと対戦するシステムもプラスされて、麻雀仲間を集って、ゲームセンターで一局、なんてプレーも盛り上がりそう。
「メダルの達人 ~ドキッ!大当たりだらけのすごろく祭り~(仮称)」は、その名の通り、「太鼓の達人」をモチーフにした、すごろく形式のプッシャー(メダルの落としこみ)ゲーム。5人のプレイヤーっがそれぞれの台でメダルを落としこんでポイントを稼ぎ、巨大なメインモニターに映し出された日本全国のすごろくマップでゴールを目指すというもの。
これまでプッシャーゲームにすごろくの要素を取り入れたものはあったが、50インチ×2台のメインモニターに映し出されたすごろくマップはインパクト大。また「太鼓の達人」のポップなキャラクターが彩るゲームは家族でも楽しめそう。
さまざまな"リアル"にこだわるなど、
メダルゲームはラインナップが充実!
実際にカードを使用する「ゴールデンブラックジャック」で、胡散臭くない、リアルな勝負をっ!! |
なかでも、本場カジノのカードゲームをメダルゲームにした各機種には、それぞれの"こだわり"が見える。アルゼの「シャッフルブロスブラックジャック」は、本物のディーラーの動きをモーションキャプチャーして、ディーラーごとの"癖"を3DCGに出し、緊迫した駆け引きを楽しめる。
一方、アトラスの「ゴールデンブラックジャック」では、本物のカードを使用してリアルなディーラーとの駆け引きを再現してます。ちなみに、アトラスのゴールデンメダルシリーズは、本物のダイスを使った「ゴールデンダイス」などでリアル路線を追求してますね。
はたまたルーレット、ポーカー、スロットと3つのゲームが楽しめるタイトーの「シネマテックルーレット」は、映画会社と提携して、「ロボコップ」や「ロッキー」なんて名作映画の名シーンを、筐体の高分子液晶スクリーンに投影。ゲームを盛り上げちゃったりしてます。
往年のディスコミュージックに乗って、最大12人同時プレー可能な「ディスコドリーム」。 |
確かに店舗スペースに余裕のある郊外の大型ゲームセンターじゃ、メダルゲームの充実振りは凄まじいものがありますよね。きっと、店舗のオペレーターの声に答えて、今後もメダルゲームのラインナップも充実していくんでしょう。
と、まぁ、なんだかと注目作の多いショーでしたが、ワタシが毎回楽しみにしている新作大型体感ゲームのラインナップ充実と、マニアックなゲーム、関連機器についての収穫はゼロに等しかった。これはちょっ、いやかなり残念。
注目作が揃ってながら、マニアックなゲームまで期待してしまうのはかなりの贅沢(というかムダ?)。だけれども、そんなマニアックなゲームがポコポコっと出てきてしまうのも業界の余裕があればこそ、と思うわけで。
<関連サイト>
第42回アミューズメントマシンショー公式サイト
アミューズメントスポット・ガイド記事「メダル9999枚を麻雀ゲームで?」
ゲーム業界ニュース・ガイド記事「ゲイムマン独選ニュースかわたれ」