今回はサーフィンを終えて海から上がるときや、特に遠浅のビーチブレイク(海底が砂の海)で役立つテクニックをご紹介します。このテクニックができれば、波打ち際まで戻ってくることができるので他サーファーのライディングの邪魔にならずに済みます。いつまでもインサイド(沖ではなく波打ち際の位置)でウロウロしないようにしっかり学んでください。
「腹ばいになって海から上がる」を実践!
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さて、そろそろ上がるかな…… |
ライディングをしていたが波がすべてブレイクしてしまいました。スムーズに海から上がり、人の邪魔にならないためにも、このままこの波に腹ばいになって波打ち際まで行ってみましょう。
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サーフボードに腹ばいになる準備を |
注意したいのがバランス。当たり前ですが、サーフボードから落ちてしまっては波に乗って岸には行くことはできません。転ばないようにバランスを保ちましょう。
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バランスをとりながらしゃがみます |
両手でサーフボードを掴む体勢に入ります。手の位置は、テイクオフするときに付く付近を意識しましょう。
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両手でサーフボードを掴みます |
両手でサーフボードを掴むのが難しければ、テイクオフ時と同じようにサーフボードの上から手を押さえつけるようにしても良いでしょう。掴みそこなったら、顔にサーフボードが衝突……。注意しましょう。
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サーフボードを掴んだまま、腹ばいの姿勢に移行 |
サーフボードを掴んだまま腹ばいになります。サーフボードのノーズ寄りを掴んでしまうと、波にノーズが刺さってしまうこともあるので注意してください。足はサーフボードから下ろし、パドリングの姿勢に。
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腹ばいになれました。パドリングの姿勢に移行 |
サーフボードに腹をつけて、バランスの良い位置に乗りましょう。ちょうどパドリングの姿勢くらいがベスト!
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腹ばい成功! これで波打ち際まで一気に行きましょう |
上手にスープに乗ったまま腹ばいになることができました。これで波打ち際まで一気に行きましょう。
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おつかれで~す! |
腹ばいになってバランスよく波に乗れれば、手の位置をノーズの方に持ち替えるとよりスムーズに進むことができます。ただ、いくら何でも最後の最後まで腹ばいで波に乗ってしまうと、フィンやサーフボードのボトムを破損してしまうこともあるので、ほどよい箇所でサーフボードから降りるようにしましょう。
いかがでしたか? これで、これからラクに海から上がることができます。ただ今回のテクニックも、海の状態によって実践できないことがあるのでご理解ください。たとえば、ショアブレイク(波打ち際の波)が大きいとき、そのまま腹ばいで岸まで行ってしまったら砂浜に打ち上がってしまい、大ケガの原因になります! リーフブレイク(海底が岩など)で突然浅くなるような場所も危険。その場その場の判断で使ってください。使うべきかどうか判断がつかない場合は、周囲のサーファー(上手な)に聞いたりするといいです。
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ぶっとびサーフィン