釜山アジア競技大会で日本女子が銅メダル
第14回アジア競技大会の卓球競技が1日から9日まで韓国の釜山で開催され、日本は女子団体で銅メダルを獲得した。「アジア版オリンピック」ともいえるこの大会は、4年ごとに開かれるアジアスポーツの祭典。前回大会は98年にタイのバンコクで開かれ、日本の卓球は男子団体と混合ダブルス(遊澤亮/岡崎恵子)の2種目で銅メダルを獲得している。
今大会、日本女子は予選リーグでウズベキスタン、モンゴル、チャイニーズ・タイペイを連破し、昨年世界2位の北朝鮮と対戦した。エース梅村礼が2勝をあげる活躍で3-1で撃破し、決勝トーナメントに1位通過。準々決勝では再びウズベキスタンを下し、ベスト4に進出。準決勝の北朝鮮とのリターンマッチでは2-3で敗れたものの、銅メダルを獲得した。
なお、決勝では北朝鮮が中国を破って優勝。中国女子が団体戦で敗北を喫するのは、1991年世界選手権千葉大会で統一コリアに敗れて以来のこと。エース王楠の不振が響いた。
ベスト4以上と日本選手の成績は次の通り。
男子団体
[1]中国 [2]韓国 [3]チャイニーズ・タイペイ、香港
《日本》ベスト8
女子団体
[1]北朝鮮 [2]中国 [3]日本、シンガポール
男子シングルス
[1]王励勤(中国) [2]荘智淵(チャイニーズ・タイペイ)
[3]孔令輝(中国)、呉尚垠(韓国)
《日本》松下浩二、田崎俊雄とも2回戦敗退
女子シングルス
[1]張怡寧(中国) [2]王楠(中国)
[3]柳智恵(韓国)、リ・ジャウェイ(シンガポール)
《日本》梅村礼ベスト8、小西杏2回戦敗退
男子ダブルス
[1]李哲承/柳承敏(韓国) [2]金擇洙/呉尚垠(韓国)
[3]馬琳/孔令輝(中国)、王励勤/閻森(中国)
《日本》田崎俊雄/鬼頭明、遊澤亮/真田浩二とも2回戦敗退
女子ダブルス
[1]李恩美/石恩美(韓国) [2] 張怡寧/李楠(中国)
[3]王楠/郭焱(中国)、柳智恵/金武校(韓国)
《日本》梅村礼/岸田聡子ベスト8、小西杏/福原愛2回戦敗退
混合ダブルス
[1]チェン・ユック/帖亜娜(香港) [2] 柳承敏/柳智恵(韓国)
[3] 王励勤/王楠(中国)、馬琳/李楠(中国)
《日本》鬼頭明/高橋美貴江ベスト8、真田浩二/岸田聡子2回戦敗退
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