国の代表として、アジア、そして世界の桧舞台に登場するのは初めてになる。どのような思いを胸に戦いに臨むつもりなのだろうか。
「いまのところは、全然実感ないですね。どういうものなのか全然わからないです。プロツアーとかはあったんですけれども、アジア選手権、世界選手権は初めてで、ほんとに正直言ってまだわからないんですけども、自分としては向かっていく姿勢で、悔いの残らないように、一戦一戦がんばっていきたいと思ってます」
中国に対する思い、日本に対する思い。それらの思いが複雑に交錯することはないのだろうか。
「そのへんは深く考えてないんですけれども、中国にも恩師はいるし、日本にも恩師いるし、お世話になった人たくさんいるんで。国は違っても、それぞれに卓球で恩返しできればと思ってます」
早々と日本代表に内定したことで、今後のスケジュールが立てやすくなったことは間違いない。
「そうですね。正月あってよかったと、ホッとしてます。ほんとは正月、中国に行って練習しようと、切符とか手配しようかなと思ってたんですけど、たまたまこういう結果出てよかったと思います」
リーグ戦終了後のミーティングで、宮崎監督は明言した。
「1位の新井君は代表に決定します。今回の決定は1人だけですが、2位の大森君、3位の田崎君ぐらいまでは、現時点での監督推薦の候補に入ってくると思います。それ以外の選手も、あと2回チャンスがあります。全日本選手権でベスト16に入った選手には、1月の越谷でのリーグ戦の案内状を送ります」
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