マッスル坂井発案、キン肉マン公開ドラフト完全版とは?
歴史に残る妄想バトル――、マッスル三戦士のキン肉マン公開ドラフトが始まった (C)kawazu |
記念イヤーとなる今年は、日本記念日協会から「キン肉マンの日」が制定され、記念イベントの開催に、キンケシの復刻&記念DVD販売と話題満載。テレビやネットを始め、山手線を利用した大々的なプロモーションなんかも行われた。
私自身も本業のポータルサイトでは、キン肉マン生誕29周年プロモーションに携わり、幾つものコンテンツを制作した。中でも好評を博したのが「著名レスラー&格闘家に聞く“キン肉マンを語ろう”」と題したインタビューシリーズで、キン肉マンを愛してやまない選手達に、その思い出やこだわりを聞いてまわっている。
実際、選手が語る内容は、偏りなくバラエティに富んだ傑作が多く、毎週掲載される毎に、キン肉マン著者・ゆでたまご先生から喜びと感想のメールが送られてくるほどだった。
そんなインタビューシリーズでも、とりわけ異彩を放ったのが、“マッスル”が誇る三巨頭・マッスル坂井、男色ディーノ、鶴見亜門の登場だ。
奇才と呼ぶに相応しい御三方による“肉トーク”は、さぞ濃いものとなる筈――、そう確信していた矢先、インタビュー収録2日前に掛かってきたマッスル広報担当者からの電話で事態は一変した。
なんでも「坂井がキンケシ全418体を使って、キン肉マンのドラフトをやりたいと考えているそうです」というのだ。
マッスル坂井発案による、キン肉マン公開ドラフトは、各々がこだわりを持つ超人達をドラフトで集め、独自のプロレス団体を興すという画期的な試み。事前打ち合わせや、シンキングタイムを一切設けず、全てぶつけ本番で繰り広げられた本企画は、マッスルさながらのやり取りが繰り広げられ、3時間にも及ぶ白熱の妄想バトルは、映像に残していないことを心底悔やむほどの面白さとなった。
インタビュー掲載では、あまりに長編となってしまったことから、泣く泣く半分以上を編集したが、せっかくの機会、是非一人でも多くの方に楽しんで貰うべく完全版を掲載したい。ゆでたまご嶋田隆司先生からも「ひっくり返って笑いました」と絶賛された、やり取りの数々。マッスル三戦士の“キン肉マンLOVE”はもちろん、その斬新かつ新鮮な“キンケシの遊び方”にも注目してほしい。
キン肉マン公開ドラフト公式ルール
・一大会(5試合)を想定して、14選手をドラフトで指名する・競合抽選ではなく、ウェーバー方式を採用
・指名順は、亜門⇒ディーノ⇒坂井⇒坂井⇒ディーノ⇒亜門(繰り返し)