矢作祐輔(やはぎゆうすけ)
本業は某ジャンルを得意とするサブカル系ライター。矢作名義は格闘技ジャンルのみの隠しペンネーム。この名義のデビュー作は、ニッポンスポーツムックNo.35「PRIDE&ヴァーリトゥード最強読本」所載「世界のヴァーリトゥード事情ーIVC、WVCを知ってるかい?」。当時超落ち目だったUFC情報や海外VT情報を日本に伝える事に使命感を燃やし、ゴング格闘技、SRS-DX、ナイガイタイムスなどを舞台に活躍。井田との関係はUFC現場取材を通して。ばうれびメールマガジンの常連寄稿者として、歯に絹着せない辛口批評と、一味違った先読み情報に健筆を揮った。UFCの日本放送開始を機に格闘技関連の執筆からは撤退…のはずだったが、新創刊の「Battle Talk」誌上で突如格闘業界へ復活。今後の活躍が期待…いや、恐れられる?歳。オールアバウト読者の皆様には、おなじみ「狂犬ブラザース」の“噛む方”。


井田英登(いだひでと)
特技=遅筆と惰眠。森羅万象、特に金銭問題に悩めるBoutreview編集長。昨今はイベントプロデュース/マネージメント活動で水面下の暗躍が忙しい。書き手としては沈滞状態の迷える43歳。「狂犬ブラザース」の“吼える方”。





井田「さて先生、今回も狂犬ブラザースの出番なんですが、牙の具合はいかがでございますか(笑)」

矢作「なんだよ、やっぱりやるのか(笑)先月やるやるつってて、結局何も言ってこなかったから、もう今回は無いのかと思ってたよ」

井田「やりますよ当然。半年に一回の恒例行事ですもん」

矢作「読者は待ってないと思うなあ(笑)」

井田「読者の反響いちいち気にしてたら、狂犬ブラザースは名乗れませんって(笑)」

矢作「エラい強気な物言いだが、先月の記事の読者の反響はさすがに効いたんじゃないのかい? オタク(Boutreview)の掲示板でも、結構攻撃的なご意見が寄せられてたじゃないか(笑)。“根拠も無いのにいい加減な事を書くな”るとか相当風当たりがきつかったじゃん? 」

井田「“ネットに転がってるもっともらしい情報をつなぎ合わせて、良い気になってる”だったかな?(笑)。そうはおっしゃっても、こっちはこっちで記事として書く上での裏取りや検証はやってますからね。ニュースソースを明記するかしないかは別として。ネットで漁ってってのは、的外れな指摘ですし。ソースはもっと確実なラインで確保してますけど、じゃ“この人に聞きました”を書けないだけで。特に前回のPRIDE周辺の話なんかは、もうそういうのばっかりなんだもん(笑)」

矢作「まあ興行の中枢部に関わるソースになりゃなるほど、明かしちゃいけない話ばっかりなるし、漏らした人間を正面に立てるわけにもいかんわな」

井田「ぶっちゃけ。PRIDEにシンパシーを感じてる層にとって、PRIDEの看板がアブナいなんて話は、仮にホントでも書いて欲しくはない話だと思うんですよ。ただ、もうそう言う事態じゃないってことは、火元に近い位置に居れば居る程実感する話で。今回の話に関しては、他団体の関係者もすごく敏感になってて、寄ると触るとPRIDEの動向に関わる情報収集をやって、どんどん情報を交換してるから、一個情報らしきものが出るとすごいスピードで伝達されていくんですよね。だから中身も検証されて、大体みんな同じような情報量で(笑)。変な話、僕らの間だってホットライン状態で、この春先あたりから先生と相当の頻度で情報交換やってますよね。」

矢作「キミは今興行のインサイドに入る事が多いから日本サイドの興行界で拾ってきた情報が聞こえて来るし、僕の方は海外の友達や、BoutreviewUSAのシュウ・ヒラタから流れて来る情報とかもあって。一個の現象に関して幾つもの傍証がどんどん積み上げられて行くんで、それをすり合わせて検証を延々やって。確かに、ちょっと情報ジャンキー化してた時期だったなあ(笑)」

井田「早い話、記事にニュースソースを明示できないにしても、かなり確度の高い情報が入って来てたのは確かで。MMA WEEKLYばりに、そこで情報の吟味をやらずにとにかくポンポン出すってものやればやれたんだろうけど、それも矜持に障りますしね(笑)。ずーっと出さずにずっと抱え込んでおくべきか、知らんフリを決め込むか、かなり悩んだ時期でもありましたよ」

矢作「結局、ああやって書いたのはどういう覚悟でだったの?」


【UFCは外資のハイエナファンドみたいなもの?】に続く

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。