パ・リーグ開幕恒例、コモエスタ坂本の2007年パ・リーグ順位予想を公開。
2006年覇者、日本ハムの連覇は厳しい
2006年シーズン、ペナントレースとプレーオフを制し、その勢いで日本シリーズ・アジアシリーズに勝ち、アジア覇者となった北海道日本ハムファイターズ。2006年の総得点はリーグ2位、総失点はリーグ1位と投打が噛み合い、前年の5位から躍進した。
しかし、2005年の覇者ロッテが2006年は4位と低迷したように、最近のシーズンでは両リーグとも連覇が難しい状況になっている。優勝シーズンの疲弊が翌年に尾を引くと考えられるからだ。
加えて、日本ハムの打の中心、小笠原が巨人に移籍、新庄も引退したということで、打力は大幅に低下したと考えられる。また投手陣も2006年はやや出来すぎの感がある。よって今年は打力・投手力ともリーグ中位に低下し、プレーオフ圏内である3位を争うのがやっとという展開になるだろう。
しかし、ひとたびプレーオフに進出できた場合は面白い。中継ぎ陣が復調し、チームに勢いがあれば、の前提つきだが、去年までのシステムより勝ち上がりが容易になったプレーオフにおいて、3位から上位チームを飲み込むという展開もあり得るだろう。
楽天は最下位を脱出するのか?
チーム創立2年、最下位を続けてきた楽天だが、今年の前評判は高い。チームが整備されてきており、プレーオフを狙える位置にまでつけてきている、との声もある。
しかしやはり、楽天の最下位脱出は非常に厳しい。高校生ルーキー田中の加入などが話題だが、全体として大幅な補強はなく、上位をうかがうにはまだ厳しい状況だ。しかし、楽天と最下位を争うだろうオリックスのチーム状態を加味して、5位と予想する。
去年の成績と今年の予想順位
2007年予想順位 | 2006年最終成績 |
---|---|
1位 福岡ソフトバンクホークス | 1位 北海道日本ハムファイターズ(82-54-0) |
2位 千葉ロッテマリーンズ | 2位 西武ライオンズ(80-54-2) |
3位 北海道日本ハムファイターズ | 3位 福岡ソフトバンクホークス(75-56-5) |
4位 西武ライオンズ | 4位 千葉ロッテマリーンズ(65-70-1) |
5位 東北楽天ゴールデンイーグルス | 5位 オリックスバファローズ(52-81-3) |
6位 オリックスバファローズ | 6位 東北楽天ゴールデンイーグルス(47-85-4) |
【球団別解説(今年の予想順1位~3位)】→