【3位】 松坂大輔、ポスティングでレッドソックス移籍
60億円超という前代未聞の入札価格がついた、西武・松坂大輔のメジャー移籍。交渉権を手にしたボストン・レッドソックスとの長い交渉が成立し、年俸総額50億ドル(約60億円)の6年契約で入団が決定した。メジャー球界でもこの高額ポスティングは大きな話題となり、日米のポスティング・システムの見直しを示唆する声もあがった。日本代表のエースがメジャーでどの程度の活躍をするのか、注目の的である。
【2位】 北海道日本ハム、日本一&アジア一
開幕から5割前後をキープしていた北海道日本ハムだが、夏場に加速し、接戦のパ・リーグを1位通過した。シーズン途中での新庄の引退宣言などもあったが、ダルビッシュ・八木らの先発陣が成長、盤石のリリーフ陣とともにパ・リーグ制覇の原動力となった。プレーオフ・日本シリーズも勢いで制し、アジアシリーズも台湾・La Newベアーズとの2試合に及ぶ接戦の末勝利し、アジアチャンピオンに輝いた。
【1位】 初開催のWBCで、日本代表優勝
初開催となったMLB主催のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。日本代表は一次リーグで韓国に敗れ、二次リーグでも再び韓国に敗れ、またアメリカ戦では「誤審騒動」などもあり、1勝2敗で絶体絶命の危機に陥った。しかし、メキシコがアメリカに勝利し、1勝2敗で並んだ3チームの中で得失点差により準決勝へと勝ち上がった。準決勝では三たび対戦の韓国を下し、決勝ではキューバを破り見事初優勝の栄冠を手にした。ペナントレース前の3月の出来事だったが、前途多難な日本球界に光をもたらした。
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