ビッグエッグ野球盤
ビッグエッグ野球盤 |
内野・外野の守備位置は、レバーで左右に動く。つまり、シフトを敷けるのだが、この機能にはあまり実効性がなかった。盗塁機能は珠玉だ。攻撃側が「盗塁」と宣言すればよいだけ。そしてバネ式で回転する判定装置を使う。セーフのポーズをしたプラスチックの審判が立てばセーフだ。あまりのアナログさに、私はすっかりメロメロだった。
さて、くだんの「消える魔球」機能だが、「ビッグエッグ野球盤」では、「SFF」(スプリット・フィンガード・ファストボール)と名前を変えていた。時代の流れを感じさせる。
松坂大輔野球盤
松坂大輔野球盤 |
さて、本記事で取り上げた野球盤は、全てエポック社製のものだ。エポック社は追随する他メーカーを振り切って、オリジナルかつ老舗の野球盤メーカーの道をひた走っている。今や野球盤を制作するメーカーが他にあるかどうかを私は知らない。
そして本記事を書くにあたって、同好の士がかなりいるのを発見した。その中でも、『野球盤ミュージアム』というサイトはコレクションを写真入りで丹念に説明しており、好感が持てた。
また、本家エポック社の『野球盤歴史資料館』では、数々の野球盤や改良の歴史を見ることができる。さあ、野球盤を眺めて童心に帰ってみようではないか。あの頃、野球が全てだった時代に。
関連リンク:
野球盤ミュージアム
野球盤歴史資料館(エポック社)