一雨ごとに涼しくなり秋の近づく気配が感じられるこの頃ですが、これから熱い熱戦が繰りひろげられるのが大学野球界です。今回はその大学野球秋季リーグ戦の展望を東京六大学と東都大学の2リーグについてご紹介したいと思います。

東京六大学リーグ(法政大・早稲田大・立教大・明治大・慶応大・東京大)

まずは東京六大学リーグからです。こちらは法政大学が狙う春秋連覇をどのチームが阻止するかに注目が集まるところです。

その法政大学ですが、秋はかなり厳しいスタートとなりました。春の優勝に貢献した現役最多の15勝を誇るエースの土居龍太郎選手が右ひじ故障のため戦線を離脱したため、その穴を春に4勝をあげた奈須耕一選手がどこまで埋めれるかが最大の課題となりそうです。もともと打線は多井・後藤・浅井と続くクリーンアップは力強く、また1番河野選手の出塁率も計算でき期待はできるので、連覇するためには1にも2にも投手陣といったところです。

そしてその法政大を追う2番手には春は準優勝に終った早稲田大学。来年のドラフト候補でもあるエースの3回生・和田毅選手を中心に、故障からカムバックした4回生江尻選手と投手陣は期待できそうです。打撃陣も戦後11人目の三冠王を獲得したこちらもいずれはプロ入りするであろう大型遊撃手・鳥谷選手を中心にヒット・ヒットの繋ぐ打線で、11月に迎える創部100周年に「優勝」の二文字で花をそえたいところです。

早稲田大に続くのが春のリーグ戦で共に勝ち点3だった立教大学と明治大学。この両チームは共に対照的な持ち味があり、立教は春はリーグトップの防御率を誇る安定感のある投手陣。明治大学は春のチーム打率が2割9分6厘とダントツの結果を残したように、上位2校に勝るとも劣らない戦力があります。

立教大学多田野選手・上重選手と投手陣の2枚看板を中心に中継ぎ陣も豊富。打線もようやく才能が開花した和田選手を中心にミスの無い攻撃を目指します。
明治大学は春に4割近い打率を残した4番前田選手岩元・金子両選手を軸に、春は大活躍を見せた西谷選手など強打に加え、投手陣ではエースに安定感ある池田選手、そして1回生ながら春には2勝をマークした一場選手などこちらもリーグ優勝を虎視眈々と狙います。

そして春は差のある5位に終った慶応大学、6位東京大学と続きます。
慶応大学はエースである長田選手の孤軍奮闘が目立ち2番手となる選手が出てくることが最低条件。その上で春にはリーグ最下位のチーム打率に終った打線がドラフトでは上位指名が噂される3番喜多選手と4番を任される三木選手を中心に調子を取り戻せば侮れないチーム。

6位に終った東京大学は悲願の1勝に向けてなんとしても投手陣の再建が待たれるところ。春はチーム防御率が8.15と児玉選手を中心とした打線に報いることができなかった分、今リーグではエース・加治佐選手の奮起に期待がかかります。