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高校野球の応援で演奏される曲は?(2ページ目)

熱戦が続く夏の甲子園。母校チームの応援にも熱が入る。そんな応援に欠かせないのがブラスバンドの演奏曲だ。古典から最近のものまで、応援曲を集めてみた。

執筆者:コモエスタ 坂本

3 ご当地ソング


地方民謡を主として、各都道府県それぞれのご当地ソングが多数。代表的なものは以下。

●よさこい節(高知)
●北の国から(北海道)
●金比羅船々(香川)
●ハイサイおじさん(沖縄)

4 いわゆる定番曲


●コンバットマーチ(早大)---大定番。早大・慶大由来の応援マーチは多い。
●ああ栄冠は君に輝く---甲子園大会歌ですから。
●各校の校歌---ブラスバンドを外注しているところは、馴染みがなくて大変そう。
●アフリカン・シンフォニー---いつの間にかブラバン・高校野球の大定番。

5 その他


●必殺仕事人のテーマ---中心打者、代打などのときにチャンステーマとして使われるケースが多い。
●炎のファイター(アントニオ猪木のテーマ)---「イノキ・ボンバイエ」でおなじみ。
●プロ野球各選手のテーマソング---ご当地ソングと同じようなノリで採用されるのか。以前、ランディ・バース(元阪神)のテーマを聞いた記憶がある。
●水戸黄門のテーマ---他にも時代劇のテーマが使われることがある。

補足


高校野球のブラスバンドによる応援の原型は、古くは大学野球における応援形態を踏襲して、現在の形になってきたと言えるだろう。学校にブラスバンドがあるか、もしくは近隣から応援を仰ぎ、演奏にあわせて学生らが即席で応援方法を覚えられる形としては適している。

プロ野球の選手別応援のように、覚えなければならない要素が少なく、単純化されている反面、応援形態的にマンネリ化している部分は否めない。選曲も古典化している。新しい曲を導入しようという意欲のある学校もあるが、多くは他校の応援スタイルを真似るところから入っているようだ。

余談だが、台湾プロ野球でも甲子園式のブラス応援が採用されている。台湾ではNHKで甲子園を見ているせいか、大会終了後に新しいレパートリーが増えていることもあった。
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