なお、このランキングは世論の盛り上がりなどを考慮して、独断で編纂したものです。また、日本編はあまりにニュースが多く、二十大ニュースになってしまいました(笑)。
【2004年野球二十大ニュース 国内編その1】
第1位 日本プロ野球史上初のスト決行
第2位 オリ・近合併で近鉄球団消滅
第3位 東北楽天ゴールデンイーグルス誕生
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【2004年野球二十大ニュース 国内編その2】
第11位 堀江ライブドア社長、近鉄買収に名乗り
第12位 四国独立リーグなど、独立リーグ構想相次ぐ
第13位 駒大苫小牧、夏の甲子園制覇
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【2004年野球十大ニュース 海外編】
第1位 レッドソックス、悲願のワールドシリーズ制覇
第2位 アテネ五輪野球、キューバ優勝
第3位 日本プロ野球、激動の一年
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野球二十大ニュース国内編 その1
■1位 日本プロ野球史上初のスト決行2004年の日本プロ野球界騒動の最も象徴的な事件。いったんは回避されたものの、9/18・9/19の両日、セ・パ両リーグの合計12試合が選手会ストによって中止となった。
振り返れば「球界を変えるため」に世論はスト支持多数で、またこの出来事によって球界再編の進展もあったが、当事者である肝心の選手会は今オフも待遇闘争に明け暮れ…。
■2位 オリ・近合併で近鉄球団消滅
全てはここから始まった。シーズン中の6月に合併新球団を創設することを発表したオリックスと近鉄は、世論の逆風にもめげずに初志貫徹した。
結果的には近鉄が抜けて楽天が参入したことで一減一増ならば、近鉄が楽天に身売りしても同じだったという声もあるが、楽天にとっての2005年は、新規参入効果と両球団の余り物を押しつけられた戦力不均衡とどっちの面が勝るか。
■3位 東北楽天ゴールデンイーグルス誕生
11/2の新規参入球団審査によって、パ・リーグに新加盟が決まった楽天。
「後出しジャンケン」との批判、裏金問題の一場獲得、往事の仙台でのライブドア歓迎ムードなど、これまた逆風もある中での発進。新球場、新チームはどうなる? そして球団経営のIT化は?
■4位 アテネ五輪、日本銅メダル
予選リーグを1位で通過しながら、準決勝で伏兵オーストラリアに敗れ、3位決定戦でようやく銅メダルを勝ち取った野球日本代表。
その裏には、オーストラリアの対日本研究を通してワンチャンスをものにした勝負強さと、コーチ・スタッフを含めたチーム編成の問題が指摘された。また、「敵はキューバだけ」と、金メダルは当たり前・悪くて銀メダルだった事前の報道や世論を覆されたことへの失望感も大きかった。
■5位 イチロー、メジャー最多262安打達成
シアトル・マリナーズのイチロー、チームは最下位だが孤軍奮闘による大記録達成。
日本の球界騒動で野球への失望感が高まっていた中の、明るいニュースだった。
■6位 長嶋監督、脳梗塞で倒れる
野球日本代表監督で、巨人終身名誉監督の長嶋茂雄氏が3月、脳梗塞で倒れ入院生活を余儀なくされた。アテネ五輪には代理監督を立てられず、中畑ヘッドコーチが指揮を執った。
長嶋氏を巡る一連の報道は、氏がいかにスーパースターであったかを証明し、また中高年からの強力な支持を得ているかを再確認したが、その後の球界再編問題を考えると、いわゆるひとつの象徴的な出来事ではあった。
■7位 パ・リーグ、新プレーオフ大人気
今年から始まった、シーズン3位までが出場できる新方式のパ・リーグプレーオフ。
接戦につぐ接戦、劇的な試合も多く、ポストシーズンを大いに盛り上げた。シーズン2位の西武が優勝し、日本シリーズまで制してしまったことには、「シーズンの重み」という批判もあり、方式の見直しを考えて欲しいところ。
■8位 西武ライオンズ、日本シリーズ制覇
パ・リーグプレーオフをシーズン2位から勝ち上がった西武が、これまた激戦の日本シリーズを中日相手に4勝3敗で制する。
松井稼頭央のメッツ移籍、伊東の引退と監督就任、カブレラの故障出遅れなどでチーム若返りを余儀なくされた西武だが、最後にはその若さがものをいった格好に。
■9位 巨人渡辺オーナー辞任
明大・一場投手をめぐるスカウト不正事件の引責によって、自ら巨人のオーナー職を辞した球界のドン・巨人渡辺オーナー。
球界再編問題で悪玉にされていた中、さらなる批判のターゲット化を避けたのか、やや不可解な電撃辞任。しかし、これによって経営側の球界再編の音頭取りがいなくなり、後の新規参入への動きなどに繋がった感もある。
■10位 オレ流落合中日、セ・リーグ制覇
大規模な補強などを行わず、公言していた「現有戦力の底上げ」によって見事セ・リーグ優勝した落合監督の中日ドラゴンズ。
その「オレ流」言語による、見事なまでの選手コントロール能力は落合の監督能力を実証した。しかし、日本シリーズには魔物が棲んでいたのか…。
【野球二十大ニュース国内編 その2】に続く→