2004/09/27 落合中日、マジック３か５ |
| さて、セ・リーグは中日の優勝がカウントダウンとなった。現在のマジックが３か５、って地震の震度発表よりも精度の悪い数字が出ているが、これはスト代替試合を開催するかしないかがまだ決定していないからだ。今日中には決まるだろうが、おそらく代替試合はなく、中日のマジックは３となるだろう。 代替試合をやるかやらないかという話を未だに引きずっているのはちゃんちゃらおかしいのだが、なんでこの話がすんなり決まらないかというと、そりゃ当然経営側の都合である。整理しておくと、ストで流した２試合の興業権を持っていたチームは、セ・リーグでは横浜・中日・ヤクルトで、パ・リーグではオリックス・日本ハム・ダイエーだ。 まずセ・リーグの方では、試合を流したチームは経営的にやりたい。パ・リーグの方では、日本ハムは興業的にはやりたいのだが、現場はやりたくない。３位を確保しており、もし開催すれば４位ロッテにひっくり返される可能性があるからだ。１位ダイエーは、プレーオフ第２ステージにハンデ１がつく５ゲーム差の可能性があるからやりたいし、反対に２位西武は絶対にやりたくない。 そのような思惑が絡んで何も決まらない上、もはやパ・リーグはプレーオフが今週末と迫ってきてタイムアウト。いずれにせよ、プレーオフ前にゲームを組むことなんぞ到底できない。というわけで、なし崩し的に全チーム代替試合なし、ということになりそうだ。あまりにも馬鹿馬鹿しい話なので、私も書いてて脱力する。書かなきゃよかった。 一方、書いておこうと思っておきながらこれまで触れられなかったのが、今年の落合中日の戦いぶり。私は落合野球理論の信奉者であり、やはりその野球眼の深さは今年の采配で十二分に示されたように思える。特別な補強もせず（なんとなくやってきた元横浜のドミンゴ、元巨人の川相ぐらい）、既存戦力の底上げだけで十分に優勝に手が届くことを実証した形だからだ。 と言っても、私が落合ファンかと問われると答えに窮する。落合の嫁や息子に関してまで責任は取れないし、まして自身が設立した落合記念館はどう思うのかと聞かれると、何とも答えようがないからだ。いや、いっぺん行ってみたいとは思っているのだが。 今日のピックアップ：落合博満野球記念館 |
2004/09/28 近鉄－オリックス最後の試合 |
| 昨日は合併が決定した近鉄－オリックスの最終戦。来季からはオリックス・バファローズという謎のチームが誕生する。しかしなあ、シーズン途中に合併を発表した経営陣もいかがなものか。結果的に５位と６位のチームだったから多少はよかったものの、優勝を争っているチームだったら色々と問題があった筈だ。 オリックス・バファローズの新監督には仰木彬氏が内定している。両球団の監督経験者であり、無難な人事と言えるだろう。私としても仰木監督の再登板は嬉しい。「アテネ監督は誰がよかったか」でも書いたが、仰木マジックと呼ばれる仰木采配は私にとって未だ謎が多く、はっきり言ってわけがわからない。その謎を解明するチャンスやってきたというわけだ。 仰木監督と言えばイチロー。というわけで、イチローが挑戦しているメジャーリーグのシーズン最多安打257本だが、昨日の時点で残り７試合で６安打としていた。今日の対アスレチックス戦、私はMLBのGameday（インターネット速報）でずっと見ていた。５回を終わって１－５とマリナーズは毎度のようにリードされ、イチローは３打席ノーヒット。６回裏、木田が出てきたよ。７回表、マリナーズ同点に。イチローの第４打席はライト前ヒット。試合は同点のまま９回に突入、延長戦になってイチローに５打席目が回ってくるかと思いきや、マリナーズは９回裏サヨナラ負け。イチローの最多安打挑戦は、残り６試合で５安打となった。 話替わってスト代替試合の件だが、昨日ようやく開催しないことが決定した。これで中日のマジックは３となった。今日からの神宮球場、中日－ヤクルト三連戦で、中日が１勝１引き分け以上ならば優勝が決まる。 そしてパ・リーグの全日程も終了、ダイエー松中の三冠王が決定し、プレーオフも確定した。今週の金曜(10/1)からスタートするプレーオフに関する記事を書いた。下のリンクからどうぞ。 今日のピックアップ：「2004パ・リーグプレーオフ展望」 |
