オススメ選手は？自由競争枠のあの選手は？　ドラフト注目選手大学・社会人編(2ページ目)

続いて捕手。こちらは今年は当たり年とも言えるほど評判の捕手が揃っています。
自由枠で入団が決まっているのが細川亨選手（青森大→西武）と浅井良選手（法政大→阪神）。細川選手は恵まれた体格から攻守にパワーを感じさせる選手でプロ入り後の成長に期待が持てます。浅井選手は強肩・好守が評価されていますが、打撃はやや弱い面がありそう。

他にアマNo1と言われ攻守に力のある石原慶幸選手（東北福祉大）は広島が、強肩と当たればでかい打撃の小田島正邦選手（東海大）は横浜が、そしてこれまた強肩、打撃も長打力を誇る田上秀則選手（九共大）は中日が、それぞれ上位指名での獲得を目指します。

社会人では福川将和選手（三菱自動車岡崎）が守備面での評価をあげ今ドラフトで千葉ロッテあたりから指名を受けそうです。捕手に泣き所のある球団は、今年のドラフトは目移りするほどの好選手が揃った観があります。

内野手では平野恵一選手（東海大）のオリックス入団が決定しています。ショートの守備では他の追随を許さないどころか、プロでも上位と言えるほどの華麗なプレーを見せ、俊足なところも評価されており、開幕スタメンも狙える選手です。

同じくショートでは大須賀允選手（東北福祉大）も注目のひとり。平野選手が守備型なら、こちらは攻撃型。長打力が売りの選手でこちらも上位指名での入団が確実。また前田新吾選手（明治大）も指名を受けそうです。
他にも一塁手では守備に不安があるものの藤原通選手（立命館大）が阪神の下位指名が確実視され、社会人からは攻守にバランスのとれたショート・後藤光尊選手（川崎製鉄千葉）、同僚で大学時も打撃が評判になっていた一塁手・久保田智選手などが指名の可能性があります。

最後に外野手では、何と言っても喜多隆志選手（慶応大）。1年時から注目されていた選手ですが、今秋のリーグ戦ではリーグ史上最高打率の記録を更新。巧みなバットコントロールと俊足で一時は自由枠候補とも言われていました。自由枠での獲得はありませんでしたが、福岡ダイエーや日本ハムあたりが指名を狙っている様子。個人的にはこれほどの選手なので、ぜひ上位指名でプロ入りしてほしいところです。

西からは市場靖人・肥田高志両選手（立命館大）がプロへ進みそう。市場選手はショートを守るなど高い野球センスを感じさせる外野手、肥田選手は俊足を活かした走塁と守備はプロでも遜色のないものがあります。また喜田剛選手（福岡大）はパワフルな打撃は高い評価を受けており、阪神が下位指名する予定です。

以上でドラフト注目の選手を紹介しましたが、まだまだ名前の出ている選手も多数おり、それらの選手を含めて、どのチームがどのような選手を補強していくのか、非常に楽しみです。掲載の都合上、著名選手に偏りましたが、本番ではあっと驚く隠し玉も指名されるでしょうし、思わず「誰？」と言ってしまうような隠れた逸材がデビューするかもしれません。楽しみは尽きませんが、来年に夢を馳せるドラフト。プロ野球ドラフト会議のテレビ中継は、今年はskyAで終了までの完全生中継で放送の他、日本テレビ「ザ・ワイド」では１位指名の模様を放送する予定です。みなさんもどうぞお楽しみに。