日本代表・Jリーグ/Jリーグ 最新コラム

感じてしまう日本代表の「上から目線」(2ページ目)

終盤戦に移行するJリーグだが、消化試合もなく、すべての試合が意味を持つといういまだかつてない戦いになっている。その奮闘振りを見るにつけ、日本代表の気持ちのあり方が気になって仕方ない。それは…

戸塚 啓

執筆者:戸塚 啓

日本代表・Jリーグガイド

消化試合なき終盤戦

そのACLの出場枠が来年から拡大されることも各クラブのモチベーションを高めている。リーグ戦の上位3チームに出場権が与えられるため(天皇杯優勝チームも出場できる)、リーグ戦の2位と3位にも大きな価値が生まれてきたのだ。

これまでであれば、リーグ戦が残り4試合となったこの時期には、優勝争いにも残留争いにも絡んでいないチーム同士のゲームが発生してしまうものだった。消化試合と呼ばれるものだ。ところが、最後まで予断を許さない今シーズンは、ほぼすべての試合が重要な意味を持つ。優勝をかけた大一番があり、残留をかけたチーム同士の“裏天王山”がある。その結果として、Jリーグの観客動員は好調だ。

実際にスタジアムで観ていても、試合後に満足感を得られる試合は多い。得点シーンでは思わず身の乗り出している自分がいるし、スポーツニュースや新聞でゴールシーンを振り返ると、得点した選手がありったけの感情を爆発させている。喜んでいるのか怒っているのかが分からないような、とにかくものすごい量の感情が溢れ出ている。
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