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ブラジルが4-3-3?!日本が勝てる要素を探る(2ページ目)

予選突破を果たしたブラジル代表、主力を温存すると思われるが、誰を起用するのか、大胆に予想する。

執筆者:杉浦 義宏

新フォーメーションの4-3-3のテスト

何度も言うが、パレイラ監督は手堅いのでカカとロナウジーニョの両方を出場させないことはないだろう。その時点で伝統の4-4-2フォーメーションは崩れる。

そこで考えられるのが3ボランチにした4-3-3のバルセロナ・システムである。ジウベルト・シウバ、ゼ・ロベルトにジュニーニョを加えた3人がマルケス、シャビ、デコの3人のように中盤を組み立て、ロナウジーニョ(またはカカ)がサイドに開き、ロナウドとフレッジ(またはアドリアーノ)がエトーとラーションのように前線でチャンスを待つ。ロナウドがエトーのように軽やかに走ることはできないが、コンディションが整えば中沢や坪井といった身体能力が高い選手でも対応するのは難しい。

日本は1トップでカウンター狙い

ブラジルが2トップで来るか3トップで来るかはわからないが、日本が劣勢になるのは間違いないだろう。マリーニョ氏は、「中盤を厚くして1トップで臨んだ方がよいのでは」と大会前のインタビューでそう語った。

オーストラリア戦やクロアチア戦で結果は出なかったものの、カウンターからサイドを狙う意図は悪くない。FWばかりが非難を浴びているが、中盤のフォローが速ければ数的優位な状況を多く作れてシュートチャンスも増えただろう。ブラジルの両SBが同時に上がった裏を狙えばチャンスは必ずある。そのためにも中村だけでなく中田(もしくは小野)がFWに近いポジションに位置することでFWをフォローさせるべきだ。

4-3-3対4-5-1という新しいフォーメーション同士の戦いを予想するが、はたしてどうなるか。決戦は明日。


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