玉田、佐藤、松井、茂庭。それぞれの分かれ目
終盤の追い上げを見せた佐藤寿人だったが、代表からは惜しくも漏れてしまった。タイプが似る大黒将志がいたために、今回は外れたと言えよう。一方の玉田圭司は見事に選ばれたわけだが、これまでの実績と言うよりも他のFW選手とタイプが異なり、1.5列目から前を向いたプレーができると言う事で選出された事がジーコ監督のコメントから伺える。そうなると、松井大輔(ルマン)も同様のプレーが出来るわけだが、アピールの場が少なかった事が落選の原因と考えられる。数少ないアピールの1つだった昨年の11/16のアンゴラ戦でも左SHとして起用されていた。ジーコ監督の中で彼は2列目の選手として固定されてしまったのだろう。
そして3バックの1人として期待されていた茂庭だが、ジーコ監督は「福西や中田浩でカバーできると」考えている。これまでの代表戦ではそのようなケースは無かったためこの考えには不安が残る。
あとは迷うことなく6/12のカイザースラウテルンでの対オーストラリア戦を待つのみとなった。
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