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4日目はフィジカルトレーニング一色 U‐23日本代表 宮崎合(2ページ目)

現在U-23日本代表は宮崎で合宿中。アテネオリンピック出場を目指し、コンディションを上げるとともに、チーム内での競争も激化。その模様をサッカーライターの元川悦子さんがレポートします

執筆者:小野寺 俊明



続く午後練習は16時少し前にスタート。開始前には山本監督、石井知幸コーチらスタッフと選手全員で写真撮影に行うなど、リラックスムードの中、トレーニングが始まった。

ウォーミングアップ、軽いダッシュの後、前日と同じように8人ずつ4グループ(1グループだけ9人)に分かれ、ハーフコートでのボール回しに入った。途中でFWの一角を狙う平本一樹(東京V)が、以前から痛めていた左アキレス腱を負傷。戦線離脱するアクシデントが発生したが、他の選手に問題はなかった。この練習から全体メニューに加わった平山も森崎和幸(広島)、田中達、池田、今野泰幸(FC東京)らと同じグループでプレーし、疲れと肉離れの影響を感じさせない軽やかな動きを見せていた。

この後、30×40mの狭いエリアを使った8対8に突入。敵をつける形の練習はこの合宿に入って初めてだった。山本監督は「選手たちのフィジカルコンディションも上がっているし、よりハードなメニューを取り入れた」という。どのグループでも、ユース組が積極的にプレスをかけに行き、ボールを持ったら自分で打開しようという「個の強さ」の一端をのぞかせていた。平山もアグレッシブさは見せたが、動き出しやボールの捌き方、プレスのかけ方でまだ未成熟な一面を露呈してしまった。

ガムシャラなユース組に対し、20歳以上の年代の選手たちは、指示を送ったり、ボールを呼んだりする「声」でアピール。まだこのチームに入ったばかりの闘莉王も遠慮なしに周囲を鼓舞していた。そして最後は6対3。攻撃側はダイレクトパスのみで、守備側に奪われたら、攻守交替するというものだ。ここでも今野、角田、菊地直哉(磐田)らユース組が、動きの良さを指揮官に印象づけていた。

※山本監督の練習後のコメントは次ページから

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