1986年W杯、マラドーナの“神の手”ゴールと5人抜き
伝説の5人抜きを実行したマラドーナ。時が経過してもその凄みはいつまでも色あせない |
まず後半6分、マラドーナがイングランドGKピーター・シルトンと浮き球を競り合ってゴール。イングランド側はマラドーナのハンドを主張したが、主審はゴールを認めた(後にマラドーナ本人が手を使ってゴールを入れたと証言)。
さらに、それから3分後、センターライン付近でボールを奪ったマラドーナが、左足のみのドリブルでイングランドDF陣を抜き、最後はGKをも交わしてゴールを挙げた。
試合は、かつてJリーグでもプレーしたイングランドのゲーリー・リネカーが得点を挙げるも、2-1でアルゼンチンが勝利。続く準決勝でベルギーを2-0で下し、決勝戦では西ドイツ(当時)を3-2で退けたアルゼンチンが2度目の優勝を遂げた。
まさしく、マラドーナのためのW杯メキシコ大会であった。