文章:斉藤 健仁(All About「ワールドサッカー」旧ガイド)

各国ともオリンピック世代がチームを牽引

EURO大会最年少得点記録を持つスイスのフォンランテンもまだ22才(Photo:AFLO FOTO AGENCY)
今回のEUROでは、いわば「オリンピック代表」世代とも言える20代前半の若手選手が多いことも特徴だ。

しかも、MFクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル・23)、DFセルヒオ・ラモス(スペイン・22)、FWセスク・ファブレガス(スペイン・21)FWルーカス・ポドルスキー(ドイツ・23)、FWマリオ・ゴメス(ドイツ・23)FWカリム・ベンゼマ(フランス・20)など、優勝候補と目される国の中心選手大半が所属する欧州のビッグクラブでレギュラーの座を確保している。

フランス代表のMFサミル・ナスリ(20)のように、この夏の移籍市場を賑わしそうな選手も。こうしたスター選手たちが母国を優勝に導き、新たな栄誉を獲得するのかも見どころだ。

10代選手はスイスのデルディヨク1人

また、EUROではクロアチアのMFイヴァン・ラキティッチ(20)、FWニコラ・カリニッチ(20)、チェコ代表FWマルティン・フェニン(21)といった次代を担う若手選手がさらに飛躍する可能性も秘めている。

特に開催国のスイスとオーストリアには将来を嘱望される選手が母国の大舞台に立つことになりそうだ。

スイスでは今大会最年少で、唯一の10代のFWエレン・デルディヨク(19)や、2006年W杯ドイツ大会にも出場したDFヨハン・ジュールー(21)と、この大会を目標に若手を育成してきたことがうかがえる。

オーストリアもMFマルティン・ハルニク(21)やFWエルウィン・ホッファー(21)と、フレッシュな選手が多い。開催国として予選を免除されていたため、ヨゼフ・ヒッケルスベルガー監督は、親善試合を通じて若手選手の育成に力を入れた。

彼らが頭角を現し、大会を盛り上げることにも期待がかかる。そして、EUROの活躍次第ではビッグクラブへの移籍のチャンスが巡ってくるはずだ。

残念ながら、今月12日にデルディイヨクは20才の誕生日を迎えてしまうため、前回EUROでスイスのヨハン・フォンランテンが作った大会最年少得点記録は更新できない。だが、ベテランのスター選手も多く出場するEURO。ベテランと若手の共演も大きな楽しみの1つである。



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