雑誌の写真と同じとまで言わなくても、写真を見た人が「おっ!」と思わず感じるひと味違うポートレートを撮るときのポイントをご紹介しましょう。
お天気は曇り空がいい
今日は晴れていい天気、よしっ!子どもの写真を撮りに出かけよう、と張りきるパパとママ。でもちょっとお待ちください。ポートレートを野外で撮るときにはお天気も写り具合に影響してきます。晴天のいいお天気のときは写真を撮るにも絶好のときと思われがちですが、じつは強い日差しはポートレートにはあまり向きません。理由は影が出来やすく、コントラストが強い写真になってしまうから。ひとの顔は様々な凹凸があり、晴天時は真上から光が降り注ぎ、それが影になって表れるわけです。
理想的なのは、薄い雲がかかってある程度明るい天候のとき。しかし、お天気をコントロールすることはできません。このようなときは、日陰の場所を選んで撮影するとよいでしょう。
後方から日差しが入る日陰の場所では髪の部分が浮きあがるように光り、効果的に撮れます。
直射日光が当たる日差しの強い場所でのショット。明るいところと影のコントラストが強くなりポートレート撮影には不向き |
日陰でのショット。日差しがない分、表情はフラットな仕上がりに写りました |
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